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家族のつながりアプリHachi〜離れていても心はそばに。アプリをそっと応援📣!

グーテンターク!皆さまこんにちは。フランクフルトのYokoです。今日はアップルウォッチを使ったアプリがNews23で紹介されていました。私のお友だちのもとこさんが開発に関わっていることもあり、嬉しくて動画を観ました。☺️下記リンクからご覧になれます。

News23さんの問題意識には、日本で新型コロナウイルスに感染して自宅療養を続ける人が増えていること、また激務に追われる保健所の負担が大きく、現場もキャパシティオーバーで細やかな対応に限界があることから人海戦術でなくテクノロジーを取り入れた取り組みはないかということです。今回2件取材されたようで、その1つが岩手県のベンチャー企業AP TECH社のHachiアプリ。後半2分くらいから紹介されていました。

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新型コロナに感染した場合、重篤化するまでの体調の変化は息苦しさなどで徐々に体感できるわけでなく静かに進行し、急に息苦しさとなって症状に現れてしまう危険性があること、常時本人が計測し、数値を報告するよりも自動で規則的にデータが送られることから異常値をモニターしやすい利点があるとのこと。

このHachiのアプリは今年1月にリリースされたばかりですが、開発チームの一員としてもとこさんはずっと頑張ってこられたのを知っているのでこうやって着実に利用の動きが広がっているのをみてとても嬉しくなりました。もとこさん、情熱的にお仕事頑張っていたもんなあ…。数値の後ろに温かいハートがあります。

リリースされたばかりの頃、私はもとこさんに根掘り葉掘り質問(笑)したあとでこんな風な感想をFacebookでシェアしていました。

「離れていても、心はそばに。」
こんな素敵なコンセプトのアプリHachiが生まれました。Apple WatchとiPhoneを活用して遠く離れた家族を24時間365日ほぼリアルタイムでつなげるアプリケーションです。シンプルな操作性や見やすさなどの使い勝手がいいことも好印象ですし、見た目のデザインもかわいいですがなによりこういうツールに抱きがちな、見張るような感覚の罪悪感だったり、見張られていることへの嫌悪感がないようなツールを目指していることがわかります。見守るほう、見守られるほう両方が気持ちよく使えるように双方で安心を感じられるように、真心をこめて設計されているところがいいなと思いました。冒頭にあげた「離れていても、心はそばに。」という概念がうまくアプリに織り込まれています。このアプリを世に出すべくチームの一員として奮闘されてきたお友達のもとこさんの熱意と努力をSNS越しではありますが応援していたのでとても嬉しいです。

新型コロナについては特にこういったテクノロジーを駆使した対応が必須だと思いますし、生活圏が遠く家族と離れていて心配、という方にも響くと思います。

私も母とはまさに、離れていても心はそばにいたいのですごくキャッチフレーズがグッときます。

へーHachiアプリ面白そう!と思われた方はレビュー記事があるのでiPhoneとApple Watchで安全を確認。家族見守りアプリ「Hachi」を試してみた をチェックしてみてくださいね〜↓

一方、ドイツでは個人個人の見守りではないのですが、ドイツ全体の発熱曲線をモニターするアプリがあります。Corona Datenspende コロナダーテンシュペンデ(コロナデータ寄付)というアプリです。

私のコロナ対応アプリ三兄弟の一つです。

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この寄付アプリは政府系機関のロベルトコッホ研究所がデータを収集しています。(過去記事のドイツ、2つのコロナアプリをご覧くださいませ) 私はすでに寄付して300日経過。これまでデータを寄付した(ている)方は53万人です。そこまで多くないかもしれませんがコロナに感染していない健康な人、無症状の人も含まれているので貴重なデータかと。

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アップルウォッチだけでなく色々なトラッカーのデータが同期可能です。またこれらの機器で取得したデータのごく一部だけが送られています。

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コロナ感染拡大の傾向を把握する為にデータを収集しており、発熱を手がかりにしています。提供されたデータ(地理的データは居住地の郵便番号で補足) から推定陽性発熱検出数を算出し、毎日更新しているのがこの発熱曲線です。去年5月から徐々に上昇、秋から冬に跳ね上がり年末に少し下がるもまた上がっています。これが新型コロナかインフルエンザなど別の病気かは不明ですが、大変興味深いです。

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こちらのサイトではさらに詳しい曲線が示されています。

安静時の脈拍と計測歩数に基づく発熱検出グラフ

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ドイツと16州の一日の発熱曲線で、破線は一日の計測データ、実線の太い線がトレンドです。個々の連邦州の曲線を選択して、ドイツ全体で集計した結果と比較することも、CSVデータのダウンロード可能。

でもそんなデータ、専門家以外誰が見るのん?というツッコミもあるかもしれませんが、そこはデータ提供者、国民への情報公開と透明性いう意味合いがあると思われます。

最近、新規感染者の数値は下がってきましたが、

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この発熱曲線は上がったままなのをみると、まだ楽観視できない状況なのでしょうね…。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊







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