![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/104905387/rectangle_large_type_2_4baaf5c3e0833e495de7707921095a6b.jpeg?width=1200)
ロートバルシュとエビのソテー、地中海風野菜のグリルと戴冠式感想
グーテンターク!みなさまこんにちは。フランクフルトのYokoです。今日も初夏の陽気で爽やかな一日でした。マロニエも葉に陽の光をたっぷり浴びて気持ちよさそう。
![](https://assets.st-note.com/img/1683403261292-G1YQEkwYkC.jpg?width=1200)
スポーツ日和で近所のグラウンドでは男女それぞれジュニアサッカーチームが試合や練習をしていました。親御さんが熱烈応援。監督や大人コーチが3名くらいいる上に高校生くらいのお兄さんが2、3人がちゃんと試合用のユニフォームを来てジュニアの10人くらいの練習についていて、こういうシステムいいなと思います。そんな姿を眺めながら私もちょっぴりジョギングして身体を動かしました。
今日は買い出しも、ジョギングも早めに済ませたのは、ドイツ夏時間で12時からチャールズ3世の戴冠式を観るため。よしおさんとコーヒーを飲みながら、iPadでライブ中継。
途中会衆が席をたつときは一緒に立ち、God save the King! は一緒に言いながら、特にウェストミンスター寺院の式典を中心にLive鑑賞。よしおさんは偶然だよと言うのですが、床が🟡と🟦に塗り分けられたスペースかウクライナカラーにみえました。実際何かインプリケーションはあるのでしょうか。
英国国教会はプロテスタントと言われますが、シンボリックなものをたくさん出してきたり、司教が呼びかけ、会衆がこたえるやりとりなど全体の流れは非常にカトリックと似ているなと今回も改めて思いました。宝物(レガリア)だけではなくブレスレットや指輪、手袋を渡し、それに触れたり身につける行為を丁寧なするのがとても興味深かったです。事前ににこのBBCの記事を読んでおいてよかったです。あまりに象徴が多すぎて何が何やらわからないので。
式が
第一段階:承認
第二段階: 誓い
と進む流れにも、一つ一つ、統治システムとして機能としての王になるのが戴冠式なんだなと理解。誰に対する王なのか、王はどのように勤めを果たすつもりなのかを儀式とカンタベリー大司教の問いかけ、王の返答、大司教の問いかけ、会衆の返答、讃美歌により、言語化、視覚化されていく様子が興味深く。
特に言葉で我々の国王であることを英国民やコモンウェルスの人々に納得してもらわないといけないので、文言も現在の時代にあうように修正されていました。
ここまでは割と透明性が高いというか説明に説明を重ねる感じでしたが、第三段階: 聖別は覆いの中でも行われ神聖な瞬間となりました。聖油を身体に塗る儀式のため、ローブは勿論、肌を出すことになります王の儀礼用ローブが外されたところで四方の囲いで見えなくなりますが王が戴冠の椅子に座り聖油を塗られる儀式は、見えないが故にその次の聖エドワード王冠を戴冠するよりも印象に残りました。国王はそれまで身につけていたローブと違う黄金色のローブをまとい霊的な地位があることを視覚的に表していました。
聖エドワード王冠は2キロあるそうですから重くて大変だろうな、国王の重積だろうなと思いながら見ておりました。
第五段階:王座 では王族や貴族諸侯が新君主の前にひざまずき、忠誠を誓い、右手に口づけをするのがならわしだったのを、今回はウィリアム皇太子のみにされたのも、現代風。イギリスは歴史的には王族、貴族が裏切って王が変わるパターンが多かったからこそのならわしなのでしょう。でも今は将来の国王になる皇太子だけにされたのでしょうね。
さらに工夫されたのが「諸侯の称賛」に代わり、「人々の称賛」として、寺院内や中継で見ている全員が国王に忠誠を誓うシーン。
「寺院とそれ以外の場所で、望む者は誰もが共に述べましょう」という呼びかけに続き、「国王陛下と、あなたの後継者たちに、法の下、神の助けのもと、真の忠誠を尽くすと誓います」と一斉に唱え、カンタベリー大主教が「神よ、王を救いたまえ」と唱え、人々は「神よ、チャールズ国王を救いたまえ。チャールズ国王に長寿を。国王が永遠に生きますように」と応じる、こういうことを一緒に行うことそのものが統治システムであり、英国民が英国民としてアイデンティティが持てるようになるのだと実感。
パレードは華やかだなあ以上の印象はなかったのですが、アン王女が軍服かつ馬に乗って国王夫妻の馬車を護衛しながら人々の祝福にこたえていた様子が凛々しかったです。
NHKで復習。
私はチャールズ3世の戴冠式式典は伝統に基づきながら、現代社会の価値観の変化にあわせ、かつ
チャールズ3世(とカミラ王妃)の意向が入ったよい式典だと思いました。あらゆる角度からの配慮が必要で大変なご苦労あったと思いますし、偉大な母のあとは重責であられると思いますが、これからのご活躍をお祈りしております。
さて、最後に今日はロートバルシュと海のないヘッセン州で養殖したエビをバターで焼き、グリルした野菜とバスマティライスと一緒にいただきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1683408852261-vI8flOM36P.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1683408853231-W65AUnemWf.jpg?width=1200)
よしおさんの本日の白ワイン(2018)です。
![](https://assets.st-note.com/img/1683439049036-W4YKldxrcT.jpg?width=1200)
完成です!
![](https://assets.st-note.com/img/1683409029251-KVAbLiSlW7.jpg?width=1200)
はっ!シュニットラオホ(チャイブ)でした。慌てて途中からパラパラと。
![](https://assets.st-note.com/img/1683409106665-VnpSr95uZI.jpg?width=1200)
美味しくいただきました。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?