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最近のドイツコロナアップデート

グーテンターク!皆さまこんにちは。フランクフルトのYokoです。長らく書いていませんでしたが、今日は現在のドイツのワクチン接種状況とコロナの概況をお伝えします。

EU概況

こちら欧州のCDC (欧州疾病予防管理センター)のデータです。英国データはありませんが、デルタ株で全体的に再び感染拡大傾向で、西側、南側が強くドイツも赤と黄色に染まっています。

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出典: EDCD Facebook

ドイツのワクチン接種状況について

全体では約6割以上が完全に接種を終えています。連邦政府、州政府、各市郡の賢明の接種キャンペーンにも関わらず70%を超えるかは微妙ですが、実はRKIの正式発表と、民間の統計調査にズレがあり実際には接種した人は公式発表より多いではないか?ともささやかれています。しかし検証は出来ません。公式データはRKIの集計データです。

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1回目と2回目の率が大分狭まり頭打ちになりつつあります。一方で最近接種推奨になった12-17歳の若年層はもう少し増えるかもしれません。

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ワクチンの種類はざっくり7割はバイオンテック/ファイザーで、アストラゼネカとモデルナが同程度、先日私が打ってもらったジョンソンエンドジョンソンはマイナーですが、予約なしで打てる接種会場などで利用されています。

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アストラゼネカについては1回目に打った人は2回目にm-RNA型のモデルナやバイオンテックを打った方が強い効果があるとして別々のワクチンを打った人もいます。もうすぐ退任のメルケル首相もアストラゼネカ接種後モデルナ接種を受けました。

接種場所については半分以上は大規模接種会場での接種が、4月後半から始まったかかりつけ医での接種も増えています。産業医による職域は少ないです。

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出典: ドイツ連邦政府サイト

ドイツの感染状況について

8/27地点の1日の新規感染者数は1万2千人を超え、10万人あたり7日平均が全独で70を超えましたが、連邦政府は現在テスト+ロックダウン戦略からワクチン戦略に重点を移しています。

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出典: RKI コロナダッシュボード

つまりワクチン接種をすればできることを増やすことで、社会活動を止めずに予防と穏やかな感染(重症化しないで回復)を効果を狙う戦略です。サッカーも感染対策を前提に2万人までの有観客試合認められています。先週私は美容院に行きましたがフランクフルトは全独平均より感染者数が多くなり、ワクチンパスポートをみせるか陰性証明の提示を求められました。

このまま推移し100を超えるなら在宅勤務推奨からイベントや飲食店、身体に接触するサービスなどの制限を含むロックダウンがないとも限りませんが、今はデルタ株と休暇シーズン、ロックダウンなしで社会を動かし続けています。

ハイリスク地域からの入国を検疫期間を設けて旅行などのインセンティブを避けながら憲法で保障された移動の自由とバランスをとり今のところ安定しています。ニュースのヘッドラインはコロナでなく、アフガニスタン情勢と連邦議会選挙です。

実効再生産数は1.18で上昇傾向。しかし死者は少なく+14/日であり、集中治療病床使用率はおよそ20%以下、うちコロナ患者の率はハンブルクの8.7%以外は5%以下であり、コロナによる医療崩壊が懸念されるような深刻な医療逼迫は現在ありません。

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出典: RKI DIVI サイト


以上がドイツの状況です。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊




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