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日々読み #1

「日々を読んで記していく」ことを目的に書いていく
2022年10月29日から始めた1週間ごとの日記です。
大抵のことは忘れてしまうので、日記を書きます。

その日に起きたこと、考えたことを書いて置いておきたいのです。そういう文章ってふと見返すと発見があったり、自分を優しく元気づけてくれたりもして、不思議です。



10/29 晴れ
念願のTABF。一面、出版物や紙の作品があふれていた。圧倒的な物量に圧倒された。
可愛くて、ちまっとしたものから形にするまで15年以上かけて作られた分厚い辞書みたいな本までと幅の広さがあった。
データではなく、紙やモノみたいな実物にしか出せない、見た瞬間否応なしにこちらに訴えてくる。自分も何とかカタチにしてみたい。そう思わされた。


10/30晴れ
週末恒例の掃除に始まり、ネットスーパーで初買い物、午後はひろきさんと公園で初モルック。感覚を掴むのが難しくて戸惑ったけど、わいわい競い合って楽しかった。「新しい登山案内」を見てゆきちゃんと山ご飯を食べたくなったので、ワクワクしながら必要な物を書き出し、スケジュールを立てる。まずは台峰から。

10/31 晴れ
窓を開けて運転していたら、ふと日差しが葉が風が匂いがすっかり秋めいていたことに気づいた。先週までは暦だけはすっかり秋だなと思っていたのに。季節が移ろうことを感じて感動するようになったのはいつからだっただろうか。

11/1 晴れ時々曇り
所長は不器用な人だ、自分の思いや考えていることを伝えることが苦手で抱え込む。そのことを誰かに伝えなくてもいいと思っている。考えていることを他の人に知ってもらう、聞いてもらうだけで呼吸がしやすくなるというのに。
不器用だ。だけどそんな所長だから不器用な人の気持ちがわかる。だから不器用で生きづらい人達に優しくできるのだろう。

11/2 晴れ
西日。大きなおうちにおばあちゃんひとり。人生の夕暮れ。終わりが近づくのは気付きながらも焦りはなく、充実感みたいなものすら感じる。明日も仲間と近くの沢へカワセミを見に行くのよと少女のような瞳。

11/3 晴れ
神前とか人前とかどうでもいい、外部の価値観に合わせて挙式を挙げさせられるのはどうしても嫌い。その気持ちに今も揺らぎはないけれど、初めて見る妻のウェディングドレス姿はとても良かった。そしてこの花嫁姿を僕だけでなく家族にもおすそ分けしてあげよう。

11/4晴れ
「思い」が溢れて滲んでくるような人が、モノが、空間が、言葉が好きだ。そういう人と過ごしていたいし、そういう空間で時を過ごしたいし、言葉を聞きたいし、話していたい。そういう人の深層には届ける人たちへの「敬い」があるからなのだろう。形だけの敬意を込めたような何かはすぐにバレちゃうから怖いよね。

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