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ネタバレ注意!映画LAMB感想(裏エラ)

みなさま、かえしもー!色々あったので更新が滞っておりました。今日から復帰、します!
この数日間、学校が始まりへっとへとでし…。そんな疲れを癒すため、今日は久しぶりに映画を観ました。
本当はグリッドマンユニバースを観にいこうと思ったのですが、作業が立て込んでおり出かける余裕はなさそうだったので、サクッとアマプラで楽しんじゃおうということで。
学校がえりに買った紅茶のマフィンを齧りながら、観た映画は以下の通り。

LAMB

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0B8V6T6PR/ref=atv_dp_share_cu_r

lamb(ラム)といえばえっちいMMDを連想しますがこれは本気羊(マジひつじ)の話です。

予告から分かるように、じめじめ陰鬱スリラー映画。
恐怖ではなく漠然とした不安を煽るタイプのストレスをじんわりとかけてくる感じ。何か起こるわけでもなし、誰と誰が何を争ったわけでもないのに全体に漂う「終わっている」雰囲気。身体中に藻がまとわりつくような…このヌルッとした不快感いいですよね、なめくじみて〜だ…

とにかく風景が素晴らしい。聳える山脈をバックに草原を走る羊の群れはAdobeStockのフリー背景素材か!?ってくらい鮮麗です。羊飼いの夫婦はいつも疲れた顔をしていて鬱々としていますが、付き従うわんちゃんに癒されます。夫婦と一匹の牧歌的な生活は、刺激はないけれどささくれ立つことも無い一種の幸せに見えました。明かりが潰えたような暗い日々は、見方によってはとても慎ましいもので、敬虔な羊飼いの姿を垣間見た気がします。
そんな日常は、とあるタブーを犯すことで終わりを迎えるのですが…



【ここからネタバレ注意】



アダちゃん可愛いね💓


アダちゃんは最初怖かったけどだんだんと可愛く見えてきます。内気な幼児ってこんな感じだよね。よちよちしてアメあげたくなる。

動物がずっと可哀想な映画でした…母羊と犬が一番の被害者では?子を奪われた母羊のうるうるした瞳に胸が締め付けられました。動物だいすきだから辛いよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!

同じ動物でも 
家畜(羊)、ペット(犬猫)、家族(アダ)、敵(ラムマン)、と多様な立場があり、そのカーストはどれも人間によって決められたものですよね。でも実はそんなものないんじゃないか?大自然の中で理不尽なことがあってもなんだかんだのうのうと生きるのが動物として正しい姿であり、死という自然の摂理に反目して変に足掻いてしまった人間たちが異質なのでは?だとしたらラストの夫婦は当然の罰を受けたのではないか。別の生き物から子を取り上げて母羊を殺すという、禁忌を犯したから。

夫婦からしたら再起の物語 母羊からしたら悲劇の物語 アダちゃんからしても悲劇の物語 異形羊からしたら奪還の物語 弟は…なんやろ 彼は貴重な客観的視点の役割に徹していた気がする…

あと犬はアダちゃんに懐いてないけど猫はアダちゃんに懐いてるんですよね。なぜだろう?

ちなみに公式がアダちゃん日記を投稿しています。抹茶パフェ食ってて草 草食だもんね。
ウエハース食べこぼして床に散らばっているるのがリアル幼児感あって非常にいい。ママさんのインスタみたいだぁ…