「リトル・グリーン」 by Joni Mitchell

蟹座の月に生まれたから
つけてあげる、この娘が答える名前を
グリーンと呼ぼう、冬にも色褪せないように
グリーンと呼ぼう、この子を生んだ子のために
リトル・グリーン、ジプシーの踊り子になれ

彼はカリフォルニアに去った
そこなら何もかもが暖かいときいて
きみは彼に手紙を書いた、「娘の目はブルーです」って
彼は詩で返事をよこし、娘はきみの前から消えた
リトル・グリーン、彼はまるであてにならない

リトル・グリーンそのもの
春が萌え出す色のよう
明日はクロッカスが咲く、学校に持っていける
リトル・グリーンそのもの
夜にオーロラが輝き出すよう
つららが下がる、誕生日には服を買ってもらえる
そして日々にはときどき悲しみがあるだろう

子どもを連れて大人のふりして
きみは家に書く手紙の嘘に疲れて
書類のすべてに自分の名字で署名して
情けなくて申し訳ないけれどけして恥じはしない
リトル・グリーンにはハッピー・エンドがやってくる

ああリトル・グリーン
春が萌え出す色のよう
明日はクロッカスが咲く、学校に持っていけるよ
ああリトル・グリーン
夜にオーロラが輝き出すよう
つららが下がる、誕生日には服を買ってもらえるよ
そして日々にはときどき悲しみがあるだろう

"Little Green" by Joni Mitchell

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