見出し画像

『わたし、定時で帰ります。』が韓国で翻訳出版されました。『정시퇴근하겠습니다』

『わたし、定時で帰ります。』が台湾に続いて韓国でも翻訳出版されました。あちらでのタイトルは『정시퇴근하겠습니다』。
直訳すると「定時に帰ります」。韓国の人にとっては「わたし」がない方が意思の強さを感じるそうです。

書影はこちらからご覧になれます

カバーイラストに描かれた結衣は、日本版や台湾版と違ってラフなパンツスタイル。韓国のウェブ業界はこんな感じなんでしょうか? 気になるところです。

帯コピーには「ミレニアル世代ウォラベルを守り抜く」とあります。ウォラベルとは「Work and Life Balance」の略語で「仕事と自分の暮らし、自身の成長と余暇のバランスを重要視するといこと」。 韓国で流行っている新造語だそうです。

台湾の時と同様に、店頭に並んでいる様子を見に行きたいと思ったのですがCOVID-19の問題が収束するまでは無理そうですね。熱があってもインフルエンザにかかっていても出社するというキャラクターが本作にも出てきますが、これを機にそういう人が減るといいですね。

韓国といえば、今年のアカデミー賞で4冠を達成した『パラサイト −半地下の家族』。この映画が標準勤労契約書を遵守して撮影されたことも話題になりました。

米アカデミー4冠「パラサイト」、ポン・ジュノ監督の“勤労基準の順守”も原動力に

韓国ではどんな人がこの本を手に取ってくれるのだろう。しばらくはそんな想像をして過ごすことにします。