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中学受験、終了

ぶーの中学受験は、「第一志望校に合格」という形で終わりました。

キセキ

その言葉が一番しっくりくる、
そんな中学受験の結果でした。

終わってみれば、ぶーが行きたい!と言っていた学校は全て合格をいただき、
私が受けさせたところは不合格でした。

勝因は?と友人から質問を受け、
振り返ってみると、
1つは、最後まで走り抜いたこと
2つめは、ブレなかったこと
3つめは、素直に応援を受け入れたこと
最後に、やっぱり強運だったこと
です。

ぶーの過去問、今だから言えますが、
本当に本当に悲惨でした。
第一志望校はもちろん、合格最低点には届いたことはなかったです。2週間前で「60点足りなかった」、3日前で「30点足りなかった」と、淡々と報告してくるぶーに、そっかぁ、と言いつつ、心の隅で無理かもなと思っていました。
第二志望の千葉の学校も、合格もらいましたが、過去問では10回やって2回ぐらいしか合格点に届いてなかったし、東京の第二志望校も合格しましたが、過去問は、3回ぐらいしか届いてなかったです。
ぶーはそれでも「なんとなく慣れてきた」と前向きな発言をしてたので、
ぶーが諦めてないのだから、私も諦めてはいけない、そんな気持ちでした。
いよいよ入試本番、最初からラッキーなことに、「国語の物語、読んだことのある本が出た」と。国語が大の苦手のぶー、いつも時間切れで、記述問題も白紙だったりしてましたが、このときは、内容わかってたから、本文は読み飛ばしてもできた、と。
そんな運もあり、順調に、入試をこなして、最後の最後、第一志望校の入試、
外に出てきたぶーが、
「また物語、読んだ本だった!理科も2年生の夏休みにやった自由研究のが出た!」と。
なんて幸運、よかったね、と上機嫌で帰宅しました。それでも、国語の記述、途中まで書いて、書き直そうと消したところで、時間切れだったから、ととても不安そうでした。

その夜、合格発表の瞬間は、
信じられない!嘘でしょー!
という気持ちと、
本当に最後まで諦めなかったご褒美だね、
という気持ちで、
おめでとう!と言いながら、
何度もログインし直しました。

はじめて、この合格でぶーが号泣してました。
いつもニコニコしてるぶーが、
大粒の涙を流して、喜んでる姿を
はじめて見ました。
きっと一生忘れない、と思います。
私もぶーと抱き合って飛び上がって喜びました。

ぶーの中学受験は、こんなふうに終わりました。
でも、第一志望校に合格できるのは、3割と言われる世界です。実力は差はないところで、最後は気持ちで、運を引き寄せる力、そこに尽きると感じました。

ぶーより、合不合判定テストで、良い結果が出ていたのに、ご縁がなかったお子さん、何人もいらっしゃいます。
そう思うと、入試本番にピークを合わせられるかが鍵なのかもしれません。
ぶーは勉強の集中力はあまりないタイプ。だから、1日に2回入試は絶対に無理でしたし、受験勉強も小まめに休憩を入れてやっていました。とにかくコツコツ諦めずに、まー先生の指導を素直に聞き入れ、実力もついてきて、調子もだんだん上がってきていました。それでも、届かないかも、間に合わないかも、そんなギリギリのスケジュールでした、だけど、今思うと、それ以上長いと、ピークを逃したかもしれません。小学生の受験勉強は、やればやっただけ伸びるのではなく、どれだけ気持ちよく、入試本番まで上げていけるか、なのかもしれません。山を登っていく感じで、時に景色を眺め、休憩し、また一歩一歩登っていく、親子で登山しているように。
この山登りは、ぶーと私にとって、一生の宝物、そんな思い出になりそうです。

中学受験された皆さま、お疲れ様でした。
とにかく、ゆっくり休みましょう。

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