波紋ドライブ2

過当競争世界に生きる偶像ガールズの幸福論(仮

芸能界に限らず競争原理、市場原理に誰しもが巻き込まれる。程度の差は大きくあるけれど。クリエイティブもそうだ。企業の中にいたとしても。でも、今一番にシビアなのはアイドル業界だ。メジャーな巨大グループが幾つもあり、そこに属せず単独ユニットで成功しているのは幾つもない。メジャーデビューしてても地下アイドルでもその意味ではその他のようなものだ(酷い言い方、ごめんなさい)。でも、巨大グループに属していてもその内部での競争が外以上に厳しい。キャバクラ・ホストクラブ的な売り上げで順位が決まる系システムに晒されている。握手会ってやつ、握手券の売上である。単純にこれがダメだと言いたいわけじゃない。どの道、どこかで数字に支配される、評価されるんだから。しかし、J事務所やダンスパフォーマンスグループを男女で抱えるLとかそんな順位付けをしていないのではないかと思う。頑張ってる子にはそれなりに機会を与えようという環境はあるような気がする(推測に過ぎないが)。何かの売上が評価の順位として一番に反映されるのは分かりやすいが、個の向き不向きやファンのタイプにも左右されそうだ。歌がうまくてもダンスを頑張っても面白くてもそういう数字には繋がりにくい子は頑張りどころを見失いそうだ。心が折れないで続けられている子の強さを尊敬する。

バニラビーンズ(以下、バニビ)という北欧から来たという触れ込みのアイドルユニットがいた。もう解散してしまったけど、あまり有名ではない方、つまりその他に類するアイドルたちの中では知名度はまあまあある方だったのではないかと思う。在京キー局のテレビ番組のレギュラー出演もあったし。その一人、きのこーんの方のレナさんは解散後しばらくはフリーランスでタレント活動してたけど少し前に古舘事務所所属になった(フリーランス時代はきのこーん頭をやめていたけど事務所入りの時にきのこーん頭で行くことになったらしく地毛がまた見られなくなった)。とにかく、⬆️この文春オンラインのインタビュー(ってかこのタイトル酷い。確かにそんな事言ってるけど何も直球でタイトルに抜かなくても。文春って底意地が悪いんだなやっぱり)で、アイドル活動の10年の話とバニビが何故、解散せざるを得なくなったか等を話してる。末期の方でどこかで聞いたようなやり口=xxxxx枚売れなきゃ解散キャンペーンに巻き込まれて違和を持ちながらこなしたこと、それで失ったものなど興味深い。CDは一人一枚でいいと、そんな大それたつもりで言ってないと思うけどアンチテーゼ的になってた。

エート (゚ー゚*)。oO  (しかし、この2曲を並べると誰向けなのか方向性を見失ってる感あるなあ。このMGMT、kidsのカヴァーの後、タワレコのアイドルレーベルになったのでこのクラブっぽい方向性はなくなった)

ファンが気持ちの大きさを表現するのにライブに行く、物販等でお金を使う、それはいい。相撲で言うタニマチのようなものでもいい。でも、選抜メンバーの順位にその売上が直結するのは、そんなシステムのせいで溢れてしまう・埋れてしまう才能も多くあるだろうと思う。売上、それだけが重要ではないのでどうか心は壊さずにどうにかなって欲しいうどーん!


きっと幸せになりますよ(私が