YUI 聴いてほしい曲3選

本当は、「BEST3」とか書きたかった。
しかし、どの曲も好きすぎて順位を付けるのに悩んでしまったので、これを書いている時の気分で3曲を選んだ。せっかくなので、定番曲以外のものを紹介しようと思う。

ちなみに、YUIをいつから好きか、どれほど好きなのかは前回の記事で語っているので、そちらを参照していただきたい。

①「Find me」

アルバム『I LOVED YESTERDAY』に収録。
曲調は爽やか。だが歌詞は繊細な印象を受ける。

どうすればいいのか　わからなくなるたび
見つけてほしいよと叫んでる
いまも変わらない

孤独を感じて自分一人で悩んでいると、誰かに分かってほしい、見つけてほしいと思う瞬間があった。今でもある。
そんなときにこの歌詞に救われた。もしかしたら同じ事を思って書かれたのではないか、自分だけじゃなかったんだ、と。
きっとどこかで同じ思いを抱えている人がいると思えた。

昨今のコロナ禍で、悲しいニュースばかり耳に入って気が滅入ったり、一人で誰にも会えない時間を過ごすことが多くなっているかと思う。
もしどうしようもなく孤独を感じている人がいるなら、この曲を聴いてそっと寄り添いながら前を向かせてくれるYUIの歌に包まれてほしい。

②「Nobody Knows」

アルバム『HOW CRAZY YOUR LOVE』に収録。
この曲も歌詞が好き。

イライラして立ち止まって
でも愚痴らずに耐えてみせるから
ほっといてよ

なんか分かる。自分のことに構ってもらったり慰めてもらったりするのはなんとなく申し訳ないというか、そんなのいいよ、ほっといてよという気持ちになってしまう。

いい子のふりで話を聞くのも
ホントはね
疲れちゃうから

これも分かる。いい子のふりして話を聞いて、でもそれって自分じゃない。だから疲れる。

きっとこの曲は、自分の思っていることを内に溜め込んでしまう人の心の中だと思う。
そして押し殺した感情を誰も分かっていない。知らない。そんな歌。
ぜひ、自分を出せず、我慢して笑顔で振る舞ってしまう人がいたら聴いてほしい。

③「Cinnamon」

アルバム『HOLIDAYS IN THE SUN』に収録。
この曲はなんというか、全ての音が作用して醸し出す雰囲気が好きだ。

一人で“君"を待っている寂しさ。
少しすれ違っても大人としての余裕が伺える落ち着き。
“君"のことを想う暖かさ。

全てが音によって表現されているように思う。
そこに、YUIの歌声が重なることで、繊細さと芯の強さがより伝わってくる。

この曲の好きな部分、なかなか言葉で伝えられない。
ぜひ一度聴いて、繊細さと暖かさが織り交ぜられたこの空気感に触れてほしい。

以上、おすすめ曲3選である。ぜひ多くの人に聴いてほしい。

現在、YUIはセルフカバーアルバム『NATURAL』を出している。
これも、あの頃を思い出しながら聴いたり、新たな顔を発見したり、とても魅力的な作品。

またYUIの話が出来るなんて。いいな。素敵だな。
と、思いながらこの記事を書きました。