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古池かえる。30代派遣社員です。

今まで、奨学金・借金があることを恥じて、隠しながら生きてきました。

10歳のとき、父親が失業し、こどもの貧困を経験しました。

DVの問題、両親の家庭内別居、離婚などもありました。

16歳からの18年間で、奨学金930万円と、生活費150万円の借金をしました。

あと、残り970万円を返さなければいけません。(うち奨学金は850万円)


さらに、26歳で住宅ローン(元金1900万円)の連帯保証人となりました。

そのローンは母親名義。(母子家庭にはよくある話かもしれません。)

あと最長30年の返済義務があります。


振り返ると、家庭の貧しさに気付いた10歳の頃から、

お金についての苦しさから目をそらすのに必死でした。

「お金がないせいで、借金返済のせいで、やりたいことができない」

呪いのように、自分に言い続けてきました。

もう、この人生から逃げたいと思いました。


でも、33歳にして、やっと気持ちが変わり始めました。

色々な出会い、経験が積み重なって、心が軽くなりはじめた後、

少しずつ気づき始めました。


もう正規の仕事もない、借金しか残ってないと思っていたけど、

奨学金を利用して教育を受けられた経験は、財産だと気付きました。

そして、この借金の大きさは、両親が貧しかった影響もあったけど、

自分の心・体・人生から目をそらし続けてきた結果でもあった。

自分の選択や行動の結果でもあったことに気付きました。


色々気付いた後、「借金を返し終わるまでは死ぬもんか」と思えてきて、

これから、自分の心・体・人生を、もっと大切に生きるために、

まず自分の思いや行動を変えると決めました。


「お金がないのなら、心や体を大切にしている場合ではない」

「貧困は自己責任」

子どもの頃から、そんな社会の価値観や雰囲気を飲み込みながら、

いつのまにか、20年以上もの間、自分自身に押し付けて、

心と体が無理し続けていることに、ずっと気づいてあげられませんでした。


子ども時代・学生時代・20代の自分に対して、

「自分の心、体をもっと大切にしていいんだよ」と伝えられていたら、

より早く自分らしい人生を送れたのではないかと思います。


そんな経験や気づきをもとに、貧困問題について考えていきます。

子どもの頃に、お金がなかったらどう生きたらいいの?

借金があっても、人間らしく生きるにはどうすればいいの?

そもそも、借金で苦しまないような世の中にできないの?

考えたいことは沢山あるけど、

今まで逃げてきた分、自分事なのに知らないことが沢山あります。

色んな人と一緒に勉強しながら、考えていきたいです。

たまにYoutubeでも発信しますので、どうぞよろしくお願いします。