2020年7月28日(火)

双方極めて穏やかで柔らかな朝だった。雨降って地固まる的お決まりの構図に自分たちを、うまく当て込むことができた。けれどもそれとは、おそらくは完全に無関係な事象として、耐えられないほどではないけれども違和感を常時もたらしてくるような痛みが、腹の、表皮のすぐ裏側あたりにたまっている。消化のいいものを食べようと丸亀製麺に行く、けれどもほかの人よりも、胃腸の具合と、口舌に何か味のするものを触れさせていたいという欲求の関係がバカになっているので、揚げ物が並んでいる光景を目にした瞬間に後者が疼いて、野菜のかき揚げが手に取られていた。おいしかった。保坂和志の【〈私〉という演算】を読みはじめる。

#日記

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