2021年1月23日(土)

書いた小説のレビューをもらう。ありがたい内容。以外それに対して返答したお礼を(後世の私に)残しておく。

レビューをいただきありがとうございます。励みになり、より書き手として充実していくための課題がクリアになりました。

ご指摘の通り、小説空間の構築というものにかなり重点を置いています。それは時空間の描写と叙述だけで(言葉を借りれば「切実な声」やそれに類するいわば「小説的なもの(と一般に信じられているもの)」を抜きにして)どこまでやれるか、というのを意図的に試してみた部分もありますが、その戦略の選択は、今回排除した要素を組み入れて小説を前進させる技術や根気、何より覚悟が、少なくともこれを書いていたときには不足していたことの現れであるという自覚もあり、読む人が読めば伝わってしまうものだと思います。

いわゆる保坂スクール的な関心や、「私」と「私以外」の境界を歪めたい(それはうまくやれば「正す」ということになるのかもしれません)という欲求は間違いなくあります。そこは維持・発展させつつも、「切実な声」を能動的にも受動的にも聞き入れてきかなければならないと、改めて思わされる評でした。ありがとうございました。

エレカシ宮本のソロアルバムを聴きながら外を歩いていると自分が力強さを獲得したと思い違いをできるのでよい。

#日記  

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