2022年7月9日(土)

大学時代の友だちが子を儲けたというので船橋まで見に行く。初めて降り立つ地だと思っていたが、別の大学時代の友人の母の葬式のために来たことがあったのが、実際に降り立って思い出されてきた。あらかじめ聞かされていなかったが船橋駅からさらにバスだった。駅前はそれなりに栄えていたがバスに乗ると高い建物がなくなっていった、一帯の空気の長閑さに対する言及をついしてしまうほどだった。新生児は予想以上にすでに人間としてのディテールを備えていた、ということを特に手を見て私は思った、爪も生え揃えていたし、手の甲の窪みの連なりもあった。寿司を食べながらまったりとした時間を過ごして陽が落ちる前に帰路に就いた、妻と落ち合ってケンタッキーを買って帰った、健康診断間際とは思えない飲食のラインナップの一日だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?