2020年8月17日(月)

茄子の皮目に入れる切れ込みの深さを、何回やっても的確なものに改めることができない。味が染み込まないよりは、という浅ましい考えのもとで包丁を、鈍く輝いている紫の背中に一思いに挿入する、というのを無心になって続けたのちに火にかけると、首の皮一枚で繋がっている、という形容に相応しい状態が茄子一本につき八ヶ所ほど出来上がる。味はじゅうぶんすぎるほど染み込んでいる。とはや過剰とも言える味だが、それは調味料の配合の問題かもしれなかった。というのが夜の話で、今日は在宅で、近くにつけ麺を食べに行った。

#日記

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