2020年11月23日(月)

勤労感謝の日だった。毎日のように夥しい数の人間に殺到されて求められている、その癖その多くから鬱陶しがられている勤労という概念に感謝して、一日くらいは勤労さんも人間と切り離された時間を過ごしていいですよ、人間の側もこの日ばかりは勤労さんと距離を取らせていただきますので、とのことだった。物を売った。査定を待っているあいだほど、諦念と期待がない交ぜになる時間はない。そして結局現実は、諦念の側にすり寄っていくのだ。

#日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?