2020年7月19日(日)

歩いていて良い気分になれそうな気候に久々になったので、三鷹の自宅から吉祥寺に向かって、最短距離を取らないという方針以外は何も決めずに適当に歩いていたら、かつて内見に行って仮申込まで済ませて、けれども諸般の事情で引越しをしなかったアパートに出くわした。通ったことのない未知の道を歩いているぞ、という感覚が、それまでに歩いていた過去のぶんまで遡及するかたちで、見覚えのある道へと鮮やかに反転した。一度しか来たことはないのに、その気になれば懐かしささえ感じられた。そのあとは吉祥寺の西友に行く。天井にも通路にも余裕が、過剰と言えるほどにある。三鷹のオオゼキの、殺到、という言葉を思い浮かべずにはいられない様子とは真逆だった。夜はケーキを食べた。

#日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?