2021年6月27日(日)

両家顔合わせの日だった。スーツを着て電車に乗って、展示場やオフィスが入居している新宿の高層ビルに行くなんて、まるでサラリーマンでもしているかのようだった。早めに会場周辺に到着し、同じビルの地下に入っているカヤトーストを提供している店に行こうという画策はそこが臨時休業になっていたため頓挫して、結局タリーズコーヒーに行った。カヤトーストがどのような食べ物か、これを書いている今でさえわかっていない私はそこまで悲しくなかったが、連れ合いが残念に思っているのは残念だった、ただしこの後出てくる料理の量を考えると、この時点で何も食べなかったのは正解だった。タリーズに滞在して開始時間を待っているあいだ、二人で緊張を高め合っていたけれども、合流して始まって終わってしまえば和やかでつつがない会にすることができた。解散し、二人で三鷹で一杯だけ酒を飲み、帰って風呂に入った。レイソルは劇的な勝利をした。ペドロハウルが、今まで監督や選手が見ていたオルンガの幻影に実体をもたらしていた。

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