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四季のフォトスポット

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主として関西地区のフォトスポットを季節別にまとめました。 今後、撮影時期の2か月前に記事を追加する予定です。
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日本の四季_盛夏の候    一泊二日編その2 鳥取・砂丘と大山山麓の旅

1.鳥取砂丘の夕日 ■砂の世界が広がる鳥取砂丘  鳥取砂丘は、鳥取市の日本海海岸に広がる代表的な海岸砂丘だ。  山陰海岸国立公園の特別保護地区に指定されており、南北2.4 km、東西16 kmに広がる。  1955年に国の天然記念物に、2007年に日本の地質百選に選定された。大山と並んで鳥取県のシンボルの一つとされている。  8月7日午後7時、真っ赤な夕日が西の彼方に沈み始めた。  茜色に染まる空と夕日を眺めながら、ゆっくりと時間が過ぎていくのを感じられる贅沢な時間を過ごす

日本の四季_盛夏  日帰り編

滋賀_1 草津水生園水の森蘇った蓮の群生草津水生園  水生植物公園みずの森が隣接する、琵琶湖南東部の烏丸半島は約十三㏊の「ハスの群生地」として、国内でも最大級の規模として知られていた。  しかし、二〇一六年にハスが突然消滅してしまったことから、翌年、関係者や専門家等と市民が協働で『ハスいっぱいプロジェクト』を立ち上げ、ハスの見どころ創出に取り組んだ結果、二〇二二年は園内で約百種のハスの花が楽しめるようになった。  有名な大賀ハスをはじめ、多くの品種は七月上旬~下旬にかけて

四季のフォトスポット 初夏・向暑の候 

1.京都1_1 当尾の里を歩く ◆岩船寺  古来、都から少し離れたこの「当尾の里」で沢山の僧侶が修行に打ち込んでいた。その名残りか僧侶が過ごした庵はお寺となり、道中には多くの石仏が見られる仏教色の強い土地となったという。  とくに岩船寺から浄瑠璃寺へ至る道は、その昔、僧侶が修行を積んだ道として多くの石仏や石塔が残されている。  京都府木津市にある岩船寺は隠れたあじさいの名所。いかにも山寺といった趣がある三重塔と紫陽花のコラボは風情を感じさせる。 ◆石仏の道  岩船寺から

四季のフォトスポット      陽春    10.長野 11.新潟

10.長野10_1 千曲川河川公園  情緒あふれる町並みが魅力の小布施町は、江戸時代に北斎や一茶など多くの文人墨客に愛された町だ。  千曲川のほとりは町内屈指の花の名所として知られ、北信濃の山々を背景に、菜の花のじゅうたんが広がる。  同時期に開花する花桃、八重桜との競演はカメラマン垂涎の絶景だ。 10_2 大町公園  市街地を見下ろせる東山の中腹に位置する大町公園。   園内には約四十本のソメイヨシノとオオヤマザクラが植えられ、例年四月下旬になると、淡いピンク色の花

四季のフォトスポット         6.三重 7.岡山 8.愛知 9.岐阜

6.三重6_1 三多気 国道368号線から真福院の山門に至る約1.5㎞の参道は、馬子唄にも歌われた山桜の名所。  三多気の桜は、昭和17年7月、桜の樹種ならびに古木の多いことで日本唯一と認められて、文部大臣指定名勝地となった。 「日本さくら名所百選」にも選定されている古桜の並木道が続く景色や、桜が棚田に映りこむ光景を撮るためカメラマンが多く訪れる。 7.岡山7_1 倉敷美観地区  江戸時代に幕府の天領(直轄地)として栄えた倉敷。  その中でも、国の重要伝統的建造物

四季のフォトスポット 陽春      2.大阪 3.奈良 4.兵庫 5.和歌山

2.大阪2_1 万博記念公園・花の丘 春爛漫を楽しめるポピーフェア  万博記念公園では毎年人気のフラワーイベントが開かれる。 四月に開催されるのは、自然文化園西側の花の丘一面に広がる、約三八万本の花畑を一望できる「ポピーフェア」だ。  豊富な花色が特長のアイスランドポピーやシャーレーポピーなど、春爛漫を楽しめる空間だ。 2_2 万博記念公園・日本庭園  四月の日本庭園は、藤、サツキ、山吹・・。  多種多様の花が咲き乱れ、春を満喫できるスポットだ。 2_3 毛馬・桜ノ

四季のフォトスポット 陽春       1.京都  

1.京都1_1 花の寺・勝持寺◆桜をこよなく愛した西行  西行が勝持寺で出家し,自ら桜を手植えしたと伝えられるこの寺の境内には西行桜を始め数種類約百本の桜が植えられている。  その大半を占める染井吉野は例年四月上旬に満開となる。 1_2 大原野神社神苑◆四季折々に表情を変える鯉沢の池  神苑の風光は、平安時代より紀貫之など多くの貴族たちの和歌に詠まれ、源氏物語などの文学作品にも記されている。  鯉沢の池には昔から流れ込む川などはなく、池底からの湧き水や雨水だけで美しい

四季のフォトスポット・早春」       2.京都府

2.1城南宮の梅林と落ち椿 しだれ梅と落ち椿の見事なコラボ 城南宮は、毎年しだれ梅と落ち椿が同時に撮れる絶景スポットだ。  花びらのピンクが際立ち、散り始めのしだれ梅もあり、花びらの絨緞が見られる。  また、落ちた椿が、苔の上 一面に広がり、いろいろな要素が加わり、ワンシーズンに幾度とない景色を作っている。咲き具合や時間帯、風の影響などで、さまざまな表情を見せる「しだれ梅と落ち椿」のつくる絶景だ。 2.2花尻の落ち椿 椿散り敷く花尻の森  京都の市街地から鴨川、高野

四季のフォトスポット・早春       3.大阪・4.奈良

3.大阪府3.1大阪城梅林 早春には色とりどりの見事な花をつけ、訪れる人たちで賑わう大阪城梅林。内濠の東側、約1.7㏊の広さに約1,270本の梅が植えられている。早咲きから遅咲きまで百品種を超え、毎年1月~3月頃にかけて見ごろとなる。 3.2万博公園・日本庭園 椿が早春を告げる日本庭園  日本庭園の早春は椿が主役である。  3月上旬に訪れると、竹藪の緑と椿の赤が描くコントラストが美しい。  蒼い池とネコヤナギの白のコントラストが美しい  コブシは早春に、葉が展開する

四季のフォトスポット・早春      5.兵庫県

5.1灘黒岩水仙郷500万本の野生の水仙が風にそよぐ灘黒岩水仙郷 灘黒岩水仙郷は、今から約180年前に付近の漁民が海岸に漂着した球根を山に植えたのがだんだん繁殖したとされている。   今ではここ淡路島の南部に位置する標高608mの諭鶴羽山系から海を臨む45度の急傾斜7ヘクタールにわたって500万本もの野生の水仙が風にそよいでいる。  花は一重咲きの野生のニホンスイセンが中心で、わずかに八重咲きの花も混じり、1月を中心に12月下旬から翌年の2月下旬まで付近一帯、甘い香り

四季のフォトスポット・早春            6.和歌山 7.三重 8.愛知

6.和歌山県6.1南部梅林一目百万香り南部梅林   和歌山県日高郡みなべ町晩稲に位置する南部梅林は、約八万本の梅が栽培されている日本最大級の梅林としてしられている。  「一目百万、香り十里」といわれる広大な梅林は、 2月中旬前後に見頃を迎え、かぐわしい香りに包まれながら春の訪れを感じさせてくれる。 7.三重県7.1いなべ梅林公園梅花の絨毯が広がるいなべ梅林公園  東海エリア最大級の梅園と言われる「いなべ梅林公園」には、鈴鹿山脈を背景に100種類、4,500本の梅が咲き