「世界の絶景」4遺跡 その2 ペルーの遺跡
1.クスコ歴史地区ふたつの異なる文化が豊かに溶け合う都市
1200年代から1532年までの間、クスコはインカ帝国の首都であった。
「クスコ」とはケチュア語で「へそ」を意味し、インカの人々はクスコが世界の中心に位置していると考えていた。
インカの伝説によると、クスコはサパ・インカの第九代皇帝パチャクテクによって建設された。
彼はクスコ王国を、活気のない町から巨大な都市へと変えた。
わずかな間に大帝国へと発展したインカ帝国だが、将軍ピサロ率いるスペイン軍の侵略により、