もう、今日この子は死んじゃうんだ、と勘違いした話。
うちには、「くるみ」と「琥珀」という、歳が2ヶ月違いの二匹の猫がいるのですが、もう1年前に飼い始めてからの毎日の癒され感は半端ない。
くるみちゃんは甘えん坊さんで、弟想いの優しい美人猫。
琥珀くんは、元気・食欲・愛嬌いっぱいの男の子。
二匹ともいたって健康で、これまで動物病院にはワクチン接種と避妊でお世話になっただけ。まさか、今すぐ診てください、と動物病院に電話することになるとは思ってませんでした。
ーーー
その日は、朝から二匹連続のウンチ惨事。
長毛種を飼っている方は経験有りだと思うのですが。
たまにお尻周りの毛にウンチが絡まると、ウンチがお尻にくっついてきてしまうので、それを取ろうと猫たちはウンチのついたお尻を至る所に擦り付けるという大惨事になります。。。(^_^;)
まずは一匹目くるみちゃん。
お尻周りの毛をぱちぱち切って、お尻だけシャワーへ。
くるみちゃんのシャワーが終わってリビングに戻ってきたら、今度は琥珀くん。しかも緩めのウンチで尻尾にもべったり(涙)。
こちらも毛をぱちぱち切ってお尻シャワーヘ・・・。
でもシャワー嫌いな琥珀くんはギャン鳴きで、それを聞いてくるみちゃんも、普段は鳴かないのに抗議して一緒にギャーギャー鳴く(ママは琥珀くんをいじめているわけではないのだよ・・・)
さらには琥珀くんのお尻がまだ綺麗に洗えていないのに、手をすり抜けて私の頭の上に登ったので、私が着ていた衣服も私の髪の毛も臭う!っていう事態になり。着ていたもの全部洗濯と私の全身シャワーというお仕事も加わることに。それから、猫たちがウンチ後に移動したと思われる全ての床面と壁の水拭き掃除という、朝から大仕事になってしまった訳なのですが。
問題はここからで。
午前中の本職の仕事の方もひと段落して、いつもより遅くなっちゃった猫たちのお昼ご飯を用意して呼んでも、くるみちゃんしか現れない。
これは異常事態・・・。
琥珀くんは、いつもご飯の催促係で、呼んでもこないなんてことはこれまで一度もない。
どこかに間違えて閉じ込められたのかも?と1階から3階まで隈なく探しでもどこにもおらず。もしかしてベランダのバルコニーから落ちたかも!?と外まで探しに行ったけどどこにも気配はなく。
これはどういうことだ!とパニックになり、おもちゃの音を鳴らしたり、おやつの音をガサガサしながら家中を探していたら、ソファーの下から顔を出した琥珀くんに安堵。しかし、目の前にお昼ご飯を差し出してもそれには目も暮れず、またソファーの下に消える。。。
なんか変。ていうか、すごく変!
午後どうしても済ませなければならない用事があったので、心配しながら用事を済ませて一目散に帰ってきてみると、まだソファーの下にいる。
しかも奥の奥の方(床暖房も効いていない端っこ)。
猫って、自分の死が近づくと、姿を見られないようにどこかに隠れるっていうじゃないですか。そういえば、今朝は滅多にない軟便だったし。
ネットで「猫、食べない、隠れる」で探したらこれ。
このタイトルを見ただけで、もう彼の死の覚悟までした私(早い)。
急いでいつもの動物病院に電話をして症状を話すと、「それはすぐ診察したほうがいい、でも今日はもう受け入れられないので他を紹介します」と言われ、別の病院に電話をして1時間後に連れて行くことに。
今朝まで普通に元気だったのに、一体何があったんだろう・・・(涙)。
命は儚いな。
この猫達もだけど、家族もみんな毎日普通に健康であるだけでも奇跡だな。毎日を大事にしよう。
などどしんみり考えながら、ほぼ「この子は今日死んじゃうかもしれない」ストーリーが私の中で回ってたんですけど。
病院に連れて行くためには、まずはソファーの下から琥珀くんを引きずり出さなければならず。私の腕では、奥まで届かない。
琥珀くん、食いしん坊だから、くるみちゃんにおやつを目の前であげてたら流石に出てくるかも?とおやつをあげていたら。
ソローリソローリと、ソファーに体は隠れたままで、顔だけちょっと出す琥珀。
しかし、おやつには口をつけずに、ひたすら窓の外を凝視して警戒。
窓の外には、、、
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今朝私が着ていて洗濯した、クマ耳つきのルームウェアが干してありました。
これか、、、これのせいなのか!?
そういえば、くるみちゃんも私がクマ耳のフードをかぶってみせた時には、全身毛を逆立てて威嚇してた(笑)。
急いで干していたクマを取り込んで片付けたら、おやつを食べるためにへっぴりごしでソファーから出てきた琥珀。
まだ外の物音を警戒しながらも、ほどなく食べ損ねたお昼ご飯と、夜ご飯を一気に食べまして。
食べた後はいつもの定位置(床暖の効いている私の足元)で、二匹で並んでぐーすかと寝始めたのでした。
翌日の朝、普通のウンチをして、モリモリご飯を食べ、二匹で仲良く追いかけっこをして遊んでいるのを見て、二匹が健康でいてくれることに、ただただしあわせを感じる私でした。
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