美容外科医骨切り山ちゃんが伝え方トレーニングを受講。伝え方を変えていくことが自分の仕事にとって重要な問題であると認識していたから。
2023年11月に銀座にCONTOUR CLINIC TOKYO を開院した山本崇弘さん。お医者さんである山本さんがどうしてkaekaの伝え方トレーニングに興味を持ったのか、受講してどうだったかを聞きました。
インタビューはkaekaスピーチトレーナー葛西寛司が担当しました。
自分の伝え方に不安や課題を感じていたからこそ。
伝え方トレーニングサービスkaekaを選んだ理由とは
葛西:kaekaをご利用いただき、ありがとうございました。山本さんがkaekaの伝え方トレーニングを選んだ理由を教えていただけますか?
山本:まず患者さんから優しくて柔らかい、良い印象を持っていただきたかったことがkaekaを選んだ理由です。実は、今まで医者として患者さんと接する中で、自分の伝え方に不安や課題を感じていました。真剣に仕事に取り組んでいるからこそ、かえって自分の喋っている意図や内容が患者さんに伝わっていなかったり、表情が怖いと思われてしまうこともありました。
他にも、You Tubeやテレビ番組に出演する中で、メディアに出ることに対して苦手意識を感じてもいました。例えば、話すことに慣れておらず、テクニックも無かったため「何を話せば良いのか」「どんな風に話せば良いのか」が分からずに緊張してしまっていました。こういった点を改善するために友人に相談したみたところ、kaekaの伝え方トレーニングサービスを紹介していただいたことが受講のきっかけです。
伝え方はスキルだからこそ、学び続ける。
kaekaのトレーニングサービスを振り返って
葛西:そうですよね。確かに患者さんは、お医者さんとのコミュニケーションを元に信頼できるか否かを考えてらっしゃいますよね。その中、実際に1年間kaekaの伝え方トレーニングを受けていただいて率直にいかがでしたか。
山本:まず、自分の伝え方に関して、自信がつきました。kaekaではたくさんのことを学んだのですが、特に話すことはテクニック的な部分も多いと感じました。もちろん、その人が本来持っている才能や言葉の引き出しのような側面もあるのですが、テクニックで改善できる点も多く存在すると思います。だからこそ、トレーニングを通して具体的に自分の改善点や改善方法を理解したことが一番の大きな学びでした。
葛西:そうですよね。話すことはスキルの一つだからこそ学んで良くなると私たちは考えています。そのため、「元々上手だからずっと上手」「元々苦手だから頑張っても苦手なまま」といったものではないと考えています。他に、印象的だったことはありますか?
山本:伝える際に、意外に大事なのは表情や気持ちだなと思いました。今まで、伝えるということはテクニックが全てだと思っていたため、内容のロジカルさや間などが重要だと思っていました。しかし、人間は視覚的な情報が認知の多くを占めるため、表情一つで話の印象が違うと気づいたことが、特に印象に残っています。
他にも、自分自身が話している姿を録画して見返したことも印象に残っています。今まで、メディアに出た際に自分の話している姿を見返してはいたのですが、「伝え方」という視点や切り口では見ていませんでした。なので、なんとなく上手くいかないと思っていても、具体的な問題点や課題が分かっていませんでした。しかし、トレーニングを通して「間が短すぎたな」「この話し方の方が伝わりやすいな」など、自分自身で分析してフィードバックできるようになりました。
自分なりの伝え方を通して、患者さんに愛される医者に。
トレーニングを通して実感した変化とは
葛西:確かに、課題を分解したり改善方法のビジョンを描くことが重要だと私も思います。実際に私たちも1年間、山本さんのトレーニングに関わらせていただいたのですが、本当に1年で変わられましたよね。特に、1年間の間での大きな発表の場として学会発表があったと思うのですが、いかがでしたか?
山本:美容外科界で一番大きな学会において2つのシンポジウムで発表したのですが、話している雰囲気や発表のスタイルが今までの自分と全然違ったと感じました。例えば、自分が医療に対して感じている課題やパッションを伝えるために、身振り手振りを使ってみたり、ただ話すだけではない発表にすることができました。
そのため、いわゆるよくあるような発表から抜け出して、自分なりの表現をすることができたなと思います。実際に、「発表が良かったよ!」と声をかけてくださる方もいて、聞いてくれる方も熱量に引き込まれてくれたのかなと思います。
葛西:素晴らしいですね!山本さんはお忙しい中のご受講だったと思うのですが、それでもkaekaを続けていただいたのはどういった理由からだったのでしょうか?
山本:トレーニングを続けることができたのは、伝え方を変えていくことが自分の仕事にとって重要な問題であると認識していたためです。
患者さんから愛されないと良い医者になれないと思っているため、伝え方を「変えていかなければいけない」という緊急感がありました。学んだことを活かせないと、自分の人生の先は無いと思っています。だからこそ、1年をかけて伝え方を学ばせていただきました。
葛西:確かに、技術を無意識レベルまで使えるようになるには、馴染ませていくという時間と労力がとても重要ですよね。だからこそ、一回きりのセミナーを受けるだけでは、100%変われるわけでもありません。しかし、たくさん時間をかけて積み上げたものは自分の血肉になってずっと生き続けるものだと思います。
山本:確かに、私の場合も半年を越えたぐらいから自分自身の成長や変化は感じられるようになりました。例えば、話す際の時間感覚が身ついたため「1分間喋ってください」と言われたら、ちょうど1分程度で堂々と話せるようになりました。
伝え方トレーニングは、自分の人生を生きやすくするツール。
kaeka卒業後のビジョンとは
葛西:kakeaで学んだことを、今後どのように生かしていこうとお考えですか?
山本:スピーチは全ての事に必要だと思っています。人間は、言語と非言語どちらも使いながらコミュニケーションをとる生き物なのですが、kaekaではそのどちらも学ばさせていただきました。コミュニケーションの一番土台となる部分を学ばせていただいたので、仕事のみならず家庭や友人関係など幅広い場所で応用できると思っています。自分の人生をより良くするために、kaekaで学んだテクニックを活かしていきたいです。
葛西:ありがとうございます。山本さんの今後の夢を教えてください。
山本:私の一番大きな夢は、自分のコントアクリニックをアジアで最もクオリティーの高いクリニックにすることです。一般の方にとって、骨切りというのはハードルが高い手術だと思うのですが、まずは自分の顔の変形を治せるということか知っていただきたいと思っています。
そのために、日本のみならずアジアに対して発信をし続けていきたいと思っています。
葛西:素敵な夢ですね。最後に、山本さんご自身が医者と経営者だと思うのですが、同じようなことで悩んでいる方に、何か一言お願いいたします。
山本:僕のように、伝え方に悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
一生懸命やっているのに患者さんに怖いと言われたり、意図がうまく伝わらなかったり、なぜか上手くいかないと感じている方もいらっしゃると思います。ですが、kaekaの伝え方トレーニングは、そういった段階から一歩抜け出せる手段だと思っています。
ほとんどの場合、コミュニケーションエラーは、伝え方に問題があったり、雰囲気や表情に問題があることが多いです。そのため、このようなことをひとつづつ治していくとコミュニケーションが円滑になっていき、色んなことがうまく回り出します。実際に、私も表現や表情などを気をつけることによって、「怖い」などといった声を患者さんから聞くことが減りました。
このように、スピーチトレーニングというのは、見える世界を変えていくことで、自分の人生を生きやすくするために必要なツールだと思います。