見出し画像

読解力と推察力

ここ最近、日本語がなかなか出てこないということが続いている。
書類の文章が出ない、会話の次の言葉が出ない、そもそも読んだ言葉が入ってこない。

昔から説明は苦手だったが、少なくとも瞬発力はあった。冗談を言い合えば誰よりも早くツッコミを入れ、文章を構成できていた。

しかし、それは読解力ではないと気づいたのは転職して今の会社に入ってからだ。

今の会社は正直言って体育会系で、言葉は飛び交うが具体性には欠けている。
しかし、私は相手が3割方話した頃には相手の言いたいことが6割方理解できているらしいのだ。
そのため、話の相手が「えーっと…」と言い出した際に、これのことかと補足ができる。

私の、読解力だと思っていた能力は、推察力だったのだ。

これに気が付かず、ここまで過ごしてしまったために、人生をずいぶん遠回りしてしまった。

日本語を読む際に、「ここには何が書いてあるんだ?」ではなく、「この問題を作ったということは、何を書いているのかな?」という順番になり、問から本文を推察するような読み方をしているように思う。

ただ、悪いことばかりではない。仕事は答えから与えられることが多い。

  • 商品を買ってもらう

  • 経費を節減する

  • 新規事業を行う

大企業なら、ここで過去の資料や文献に当たるのかもしれないが、中小企業はそうではない。
自分で必要なくプロセスや問題を仮定し、それに必要な文章や資料を作成する。

これが得意なのは間違いなく武器になるスキルだが、残念ながら一人でやる仕事以外では、最終的には文章作成にたどり着く。
ここには読解力が必要になる。人が読めない文章では、答えにたどり着けないからだ。

そのため、練習として久しぶりに文章を書こうと思い、久々にnoteに投稿を書いている。

せめて大学時代の文章力を取り戻したい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?