幻聴
眠くて、昼寝
夢見たけれど、覚えていない。
食べた食器のトレーを運ぼうとしていた時、可哀想と言う声がした。心の方で、だ。
Yがいた。挨拶したがシカトしていた。
気にしない様にしたけれど、抜け出す様な感覚。
午後の仕事に始まり、オレは、名前を、知恵遅れと間違われて、ムッとしながらも、違う、と答えて、向こうは、仕事を振る。
台に登ってしていた。
仕事をしていると、朝距離をとっていたmの仕事ぶりが、チンタラしていた気がする。
気になった
自分のする仕事に集中した。
夢を忘れたのは、不安だった。
することがもう無いという所まで来て、僕は、誰もしたがらない端の方の棚の、床を拭いていた。
すると、先輩が、そんなにやらせたら可哀想だ、と言う声が聞こえた。
僕が構わずしていると、彼ともう独りの知恵遅れが、僕の横を通り過ぎ、その際、咳をしていた。知恵遅れも同じく。
どうやら、聴かれてバツの悪い想いをしたらしい。
誰の事だ?
僕は、自分のことだと思っていたけれど、いつもは、すぐ帰る知恵遅れが、今日はいつまでも残っている。
良く最近話す機会がある、男の子と話していた。今日の僕の仕事ぶりを見せて頂きました、と会った際開口一番に言われたので、どうでしたか?と尋ねるがはばかられたので、礼だけ言った。
場所に拘っても良いかの是非を話していて、拘ってます、と言われるので、其れで良いと思いますと同意の意を示していた。
しかし、彼の受け持ちの方は、実家のそばを勧めたらしい。
彼は、まだ其れに上手く納得していない様だった。
彼の雑談を随分永く聴いてて、気づけば、父を待たせている事を、言い出しづらかったのだが、勇気を出して、答えたら、返してくれた。
離れた際、いい加減な奴だなと、また、声がした。
僕は、その声を他人の声だと思い込んでいる病だと世間では言われている。
其れは、僕のことではないのでは無いか?
最近、そんな事を僕は、疑い出している。
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