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滝沢歌舞伎ZERO FINALに見たエンターテイメントの神髄

4/23と4/30、滝沢歌舞伎ZERO FINALのライブビューイングを見に行った。
私と娘にとって、これが人生で初めての舞台鑑賞である。

初回の舞台鑑賞では、私と娘は大きな衝撃を受けた。
これぞ、まさにエンターテイメント。
娘に至っては、彼女の今後の人生に影響を与えたと言っても過言ではなかろう。

そして、どうしても千秋楽を見たくなった。
結局、千秋楽は取れなかったけど、昼公演は取れた。

2回目の鑑賞では、「舞台は生もの」ということを体感。

今日は、私が滝沢歌舞伎ZERO FINALで感じた感動と衝撃を、ここにまとめてみたいと思う。

ライブビューイング観客も演舞場にいると思わせる工夫のすばらしさ

私はライブビューイング自体が初めてだったので、本番をただただ生放送するというイメージだった。
それだけでも、新橋演舞場に行くことが不可能な私にとってみれば、贅沢この上ないありがたいこと。

本番前の映像は、全国で見ているスノ担が演舞場に来れたと思える内容。
もうこれだけで、地方民そして演舞場のチケットが取れなかった民は、感動したに違いない。
私は演舞場には行ったことがないので、「こんなところなのね。いつか絶対行きたい!」と思わせてくれた。

本番のカメラワークも4/23と4/30では変わっている部分があり、製作側の「少しでも良いものを全国に伝えたい!全国のスノ担を楽しませたい!」という意思をビンビン感じた。
もうその思いを感じられただけで、滝沢歌舞伎を見に来て本当に良かったと思った。

腹筋太鼓に感じたプロの本気

私は、滝沢歌舞伎という名前は知っていたけれど、内容についてはほとんど知らなかった。
知っていたのは、和との融合ということと腹筋太鼓ということだけ。

蓋を開けてみれば、和のエンターテイメントだけでも「こんなに種類があるのか!知らなかった」と思ったし、出演陣のパフォーマンスのすごさに息を飲んだ。

特に驚いたのが、腹筋太鼓。
腹筋太鼓なんて、エンターテイメントとしてどう成立するのか、想像がつかなかったけれど、実際に見てその迫力に圧倒された。
これを考えたタッキー、エンターテイメントとして成立すると思ったその感性がプロの演出家ということなのだと思った。
そして、これをやってのけるSnowManとジュニア勢のプロ意識たるや。
プロの本気が人をこんなにも感動させるものなのだと、まざまざと見せつけられたのが、腹筋太鼓だった。

滝沢歌舞伎といえば腹筋太鼓と言われる所以は、実際に見たからこそわかると思った。
画面越しでこれほど感動したのだから、演舞場で実際に見ている人は、ものすごいエネルギーを肌で感じて鳥肌ものだろう。

個々の才能と9人のメンバー愛

さまざまな演目がある滝沢歌舞伎。
演目ごとに、メンバーは9人だったり、2人だったり3人だったり。

どんな演目でも、それぞれの才能があふれていて、それはもう見ているものを圧倒させるだけのすばらしさがあった。
だからこそ、2回見ても新鮮で感動できたし、また見たいと思わせた。

なかでも、ラウールのダンスは才能の塊でしかなかった。
4/23に見た時に、「次は絶対違うんだろうな。」と思っていたけど、4/30に見たものが「同じ曲でこれほどにも変わるものか」と驚愕するレベル。
一人の人間が、同じ曲でこんなにも解釈を変えて踊ることができるのか?
いやできんやろ。

そして、それを上から見守りながら歌うしょっぴー。
そこから感じるメンバー愛。

それは、他の場面、組み合わせでも、それぞれのメンバーが9人を大事に思っているんだろうな、とか、信頼し合っているんだな、とか、そういうものを感じる部分が多々あった。

普段の活動でも、9人のメンバー愛はだだ漏れしているけれど、全体を通して「SnowManはこの9人で頑張る」という強い意志を痛いほど感じたのが、この滝沢歌舞伎というものだと思った。

エンターテイメントとは?の答えはここにあった

滝沢歌舞伎ZERO FINALの公演時間は2時間。
この2時間が恐ろしいほど短く感じられた。
本当にあっと言う間。

そして、この2時間ずっと心を揺さぶられ、感動の嵐だった。
2回見ても、だ。

私が滝沢歌舞伎で一番心を動かされたのは、そのエンターテイメント性。

私は舞台というものがどういうものかは知らないけれど、何となくライブの延長とか、ミュージカル的なものを創造していた。

滝沢歌舞伎にあったのは、そんなものではなかった。
そこにあったのは、「エンターテイメント」そのものであった。
いうなら、エンターテイメントの神髄。

ジャニーさんのすごさとは、こういうことなのだろうと思った。
そして、ジャニーさんの意思を継いだタッキー、SnowManへ受け継がれたもの、それがどういうものなのか。
それは、滝沢歌舞伎を見た人なら、いやというほど体感できたのではなかろうか。

ジャニーさんが創り上げたエンターメントは、今のアイドル文化の基礎を創り上げたと思うし、今もってジャニーズはアイドルの頂点だと言っても過言ではないだろう。

滝沢歌舞伎は、今回でラストだが、本当に2回も見れて本当によかった。
今後もきっと、形を変えてこのエンターテイメントは続いていくだろう。
次はきっと、ジャニーズイズムそしてタッキーイズムを継承しつつ、SnowManならではのエンターテイメントが始まると信じている。

次はきっと、生のSnowManをこの目で、そしてこの肌で感じた経験を文章にしてみせる。

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