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大きく背伸びして買った世界で最も影響力のあるファッション誌

2018年12月号。カイア・ガーバーが表紙だった、書店の中でもひときわ目立つ、なんだか異質で、異なるベクトルの輝きを放っていたとある雑誌を、勇気を振り絞って買ってみた。当時私は高校1年生。ハイファッションやセレブリティの世界に好奇心を抱くキッズの一人として。

1ページ1ページめくるたびに、今、私が生きている世界はほんの一部にしかすぎず、自分の生きたい世界への創造力を果てしなく膨らませてくれた雑誌である。

その一助になっていたのが編集長からのレターであった。共感とリスペクトと一息。以降、毎月レターを拝読するたびに、この3つの感情が自然発生し、次なるパワーをいただいていた。

数年前、当時勤められていた編集長が退任され、後継の方に引き継がれて以降は、この雑誌がなんだか別の雑誌になってしまったようで勝手に距離を感じてしまい、遠ざかってしまった。

しかし、最近。別の雑誌でお勤めになられてた、親しみやすいながらも品位と格が魅力的で、かつ、ファッションへの愛が尋常じゃないエディターさんが電撃移籍(私にとっては"電撃”だった)をされたのだ。私の憧れで、大好きなエディターさんの一人である。そのとき、2022年12月。

次はどんな"letter"を発信してくれるのだろう。