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「選択肢が多いことが当たり前になっている」…とふと気づいた休日。

今日はどのカフェに行こうか?

今日みたいな休みの日に、
「今日はどのカフェに行こうか?」と、
自分がその気になれば、毎回違うカフェに行ける。

東京の都心に住んでいるからこそ、だ。

少し歩いた先にある、ベーコンエッグパンケーキがおいしいお店。
ここはランチタイムは並ぶから、早起きできた日の朝活向き。
ハイカロリーなので、その日のお昼と夜は控えめに……。

コーヒー豆を売っている、家の一番近くのカフェ。
文句なしに、コーヒーがおいしい。
2時間ワンドリンク制。
集中したい日は、時間を意識するので、余計なことに気を散らさなくて済む。
ランチパスタは近くのイタリアンの方がおいしいので、ここではご飯はあまり頼まない。

あるいは、駅の方面に少し歩くと、おいしいミルクティーを提供するティースタンドがある。
マフィンとミルクティーのセットで500円以下のモーニングセットは、休日の最高のご褒美。
ご褒美をテイクアウトして、朝活するのもあり。
逆に、朝は我慢して、日が落ち始めて涼しくなった夕暮れ時にアイスクリームを贅沢にのせたアイスミルクティーをテイクアウトするという手も素敵。

さて、そんな風にワクワク思いを巡らせながら、朝の身支度を済ませる。

よし、今日は天気も良いし、約束の時間までまだあるから……。
8月の朝10:00、汗だくになりながら20分歩いてカフェにやってきて、これを書いている。

(最近、代謝が良くなった気がする。水分補給をしっかりするようになったからかな)

おいしそうなドーナツが売りのカフェ。
先日、近くまで来る機会があって、GoogleMapで見て気になってたんだ。

図太く、気楽になった30代

初めてやってきて勝手が分からないものだから、席に着こうとして止められる。
なるほど、席に着く前に、レジで注文するのね。

10代、20代の頃は、こんなこと一つとっても“恥ずかしい”ような気がしていたけれど、30代にもなると、へっちゃらだ。
図太くなると、人生だいぶ楽になる。

でも、初めてスタバに入って、注文ひとつにドキドキしていた高校生の私も嫌いじゃない。
小さなことで、ドキドキワクワクできるのも、いいよね。

注文と、ネームコーリング効果と、夫婦別姓

クリームつきのドーナツと、アイスカフェラテを注文。
「ご準備できたら、お名前でお呼びします」と言われて、名前を伝える。
名前を伝えるときに、ほんの一瞬言いよどむ。

それは私が新婚だから。
仕事では、旧姓を使い続けているし、いまだに新しい姓にはまだ馴れない。
(でも、何となく嬉しいんだ。私は、選択的夫婦別氏制度賛成派だけど、たぶん選べたとしても姓を変えると思う)

それにしても、番号じゃなく名前で呼ぶんだ、珍しいな、と思う。
名前を呼ぶことで、相手を好ましく思う傾向があるという心理的効果を狙っているのかもしれない、なんてパッと思う。
こんなことでも大人になった自分を感じる。

(『ネームコーリング効果』っていうんだな ※あとでちゃっかり調べる)

選択肢の数について

さて、テーブルに届いたドーナツは、
甘ったるいドーナツをイメージしていたのだけれど、思ったよりも甘々じゃない。
表の看板に、ドーナツのアイストッピングが出ていたけれど、確かにこれならアイスにも合うかも。

店内は、これを書き始めた朝方は、おひとり様の外国の方が多くて、良い静けさ。
ミーティングには向いていないけれど、一人読書やちょっと片付けたいパソコン仕事があるときには最高。

こうして、また一つ選択肢を増やしていく。

でも、もし、私の生まれ故郷だったら?
こうはいかないだろう。
気軽にふらっとカフェに行くなんてできないから、気分転換したいときは、たいてい自転車をこいで図書館や海に行っていた。
限られた選択肢の中から、自分にあった選択肢を見つける。生み出す。

それはそれで、またいいんだけれど、こんなに沢山の選択肢はなかった。
当時の私は、もっと広い世界に出たら、選択肢が「ある」ことすら、意識していなかった。
カフェに行くには、バスに乗って、電車に乗り継ぎ、お出かけすることが「当たり前」になっていたから。

選択肢は、多くても、少なくても、それが「当たり前」になった瞬間に、選択肢があるという現実が見えなくなるものなのかもしれない。

ちなみに、休日のカフェの選択肢を手に入れた現在、私は自転車で海にふらっと行くという選択肢は失っている。

坂道を自転車で降って行くと、海の方に行けた。

選択肢、とは奥深い。

選択肢にかけて、せっかくだから途中で出てきた「選択的夫婦別氏」について、もう少し考えてみようかと思ったけれど、あえて今日はやめておく。

仕事では、結論、目的、目標、をいつも追い求めている。
だから、何となく、今日はゴールや結論があるわけではない文章を書きたい気分。

仕事のアカウントでは、なかなかできないので、こんな文章を書くためだけに、このアカウントをつくってみた。

そんな選択ができるって、とっても豊かだな、と思う。

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