見出し画像

一級建築士試験_15【試験当日の注意点】

皆さんこんにちは。なかむラテです。

いよいよ一級建築士学科試験の日が近いて参りました。勉強は捗っておりますでしょうか?

ここまで来れば後は今までの自分を信じて、落ち着いて試験に臨めるかどうかが重要になってきます。

そして、この一級建築士学科試験の本年度のコラムはこれで最後になります。

多くの方にご覧頂き感謝しています。今後はもちろん【製図試験】についても書いていこうと考えてるので、良ければまた読んで頂けると嬉しいです。

最後となる今回は、試験当日に気をつけるべきことを私の実体験も交えて書ければと思います。あくまで私が受けた年のことですので、参考程度に考えて頂ければと思います。

①【意外と来てない人が多い】

まずこれ!私が率直に思ったことです。

一級建築士の学科試験では、合格率が20%弱だと言われていますよね?これだけを聞くと、5人に1人しか受からないと思い少ない数字のように見えます。

ですが、決してそうではないと言うのが私の持論です。

その理由は、先に書いたように、まず試験会場にすら来ていない人が10%くらいいます。私が受けた時は、私の席の前と左右が空席でした。

更に辺りを見回す(もちろん試験が始まる前ですよ)と、法令集にインデックスもなにも付けてない(おそらくアンダーラインも引いてない)人もいます。そもそも「今年は記念受験」と考えている人です。これが、10%くらいいます。

そして、周りの友達が会社の人でも、受けるけど絶対に合格出来ない人(仕事が忙しくてあまり勉強が出来ていない人)が、結構います。皆さんの周りにもいませんか?だいたいこれが20%くらいです。

この時点で、全体の40%は【合格出来ない人】と言えます。

そして残りです。約20%が、「勉強は少しだけしたけど、合格出来ないだろう」と考えている人がいます。

するとどうですか?

全体の60%は合格することがない人たちなんです。

そうであれば、合格する可能性があるのは40%程度になります。感覚的にはもう少し少ない気もするくらいです。

だから、勉強したけど合格出来るか不安になっている方たちは、同じくしっかり勉強出来た人たちの中で半分以上に入れば、合格出来るんです。

そのことを忘れずに、隣の人より点数を取れれば良いと思って、焦らずに自分の力を出して欲しいです。

②【計画は出来なくても焦らないで】

このタイトルを見てどう思いますか?不安になる方もいるかと思います。

何故なら普段から意匠設計をやっている人ならわかるかと思いますが、計画は得点源なんです。

でも、計画と言うのは、範囲が広く(というか無限大)、毎年最も新傾向の問題が多い科目です。

私は模試や過去問では、満点も取ったことありますし、少なくても18点でした。

しかし、本番では13点。

正直、計画の出来なさにかなり焦りました。

でも、計画はそう言うものなんです。

15点くらい取れれば良いと思って、気楽に受けましょう。計画で分からない問題が多くても焦る必要はありません。

残りの4教科(施工は別)は、新傾向が少ない科目です。過去問をしっかり解いていれば、合格点に近づく点数が取れるはずです。

環境が得意な人は、敢えて環境から解くというものありかもしれません。

普段から計画を先に解いているのであれば、変える必要はありません。むしろ変えない方が良いこもしれませんが。

③【試験会場で勉強は出来ない】

ちょっとした見直し程度なら出来るかと思いますが、試験会場の教室は場所にもよりますが、劣悪な場合もあります。

私の試験会場は、かなり古く、扉が引き戸だったので、開け閉めの時かなり音がしました。

お昼休みに勉強しようものなら、うるさ過ぎて集中なんて出来ませんでした。

効果的なのは、今のうちに【試験会場ではこれを最後に確認する】程度のものを予め考えておくべきかなと思います。

④【プレッシャーを力に変える】

試験当日は緊張すると思います。私もしました。自分なら大丈夫と言い聞かせて見ても、なかなか解けないものです。

しかし、私はこんな言葉を思い出すようにしていました。

「プレッシャーを感じると言うことは、合格する自信がある証拠」

以前にも書いたことがありますが、敢えてもう一度書かせて下さい。この言葉は本当にその通りだと思います。

それでもどうしても緊張を解きたいと思う人は、以下のことをやってみると良いと思います。

・自分の顔を鏡で見る【トイレに行く】

緊張をほぐすためには、自分の顔を見ると良いと言うのがあります。

さらには試験会場はピリピリしていて、会場の雰囲気に飲まれる場合が多いです。自分の席にいると、既に終わった試験の事を考えてしまったり、偶然知り合いが近くの席にいて、あの問題どうだった?なんて話始める人がいる場合もあります。

そんなことで自分の力が発揮できないのは悲しいですよね。既に終わった試験のことを考えるなら、何も考えずに、外に出た方がましです。

だからこそ休憩時間は、トイレに行くなりして、席を離れる時間も必要かなと思います。

・甘いものを食べる

甘いものは頭をすっきりさせる効果があります。集中のために、1つ持って行くのが良いと思います。

・別に今年受からなくなって良い

ここまでしっかり勉強して来た人はこんなこと思いたくないかもしれません。

ですが、別に今年受からなくたって、来年があるんです。落ちても来年頑張れば良いんです。

「自分は8年かかったー」なんて笑い話で、受験者のプレッシャーを解いてくれるステキな上司が私の会社にはいました!

こんな記事を読んでいるような、一生懸命な方なら、いつか必ず合格出来ます!

皆さんが今年合格出来れば、嬉しいですが、別に落ちたって、また受ければ良いじゃないですか。

そんな気楽な気持ちに一度なって貰えれば、必ず全力が出せるはずです。

試験日までは時間は少ないですが、是非頑張って下さい!

表紙の写真は緊張をほぐす効果のある写真です。どうしても緊張したら、思い出して見て下さい。

ここまでお読み頂いた方の幸運をお祈りしています!



サポートによって頂いたものは書籍購入等、より良い記事を継続して書くために利用します。よろしくお願いします。