国家がなくなれば、戦争は終わる(当たり前)

プーチンに税金を払うか、ゼレンスキーに税金を払うかという問題で、相変わらずあの辺りは揉めているらしい。人が死ぬくらいならプーチンに税金払ってやればいいじゃん?と思うのは、僕が馬鹿だからなのだろうか?

世界のどこに線を引いて、どっち側の国民をカツアゲするかという問題で、延々人の命を奪い続けるのだから、国家ってやつは馬鹿馬鹿しいよね。あたかも年金や健康保険を提供したり、道路を整備したりすることが国の主たる役目かのように装ってるけれども、どこまでいっても国家なんて暴力を独占してる奴ら‥っていうマックスウェーバーの説明を僕は固く信じているのさ(どちらかと言えば国家は複雑な官僚制で道路工事を邪魔しているようにしか見えないけどね)。年金は確かビスマルクが、貧民をたぶらかすためにはじめたんだっけ? なんかそんな感じだったんじゃないかな? 資本があれもこれも独占し始めて、コミュニティを分断して、僕らは福祉国家を必要としているわけだけど、それも国家の身から出た錆ということで、まぁ福祉国家を必要とする社会は不幸だね‥としか言いようがないね。

警察なんていなくなればいいのに‥ってみんな思ってるのに、なんでなくならないんだろうね? 税金なんてなくなればいいのに‥ってみんな思ってるのに、なんでなくならないんだろうね? アメリカのどこかで警察がストライキを起こして、犯罪が減ったという話にもっとみんな注目してほしいよ。あと、ベルギーだったか、ノルウェーだったか忘れたけど、1年くらい無政府で機能した国もあったような(参考文献なんてねぇよ馬鹿野郎!)。デヴィッド・グレーバーに聞いたら他にも色々教えてくれそうだ。クリスチャニアとか獏原人村とかもいいよね。

というか、みんな警察も税金も嫌いなのに、なんで国家の存在を肯定するのかよくわからない。国会議員を減らせ!と言う人はいても、国会議員をゼロにしろ!と言う人はいないし。そもそも議会制民主主義みたいなクソ非効率なシステムをいつまで続けるのかも疑問だね。「選択的夫婦別姓って賛成?反対?」と1億人にアンケートをとって、スマホでぽちぽち投票できるようになった現代は、民主主義の最大のジレンマを解決できるんじゃないの? 権力が集中するリスクを冒してでも代表を議会に送り込むのは、全国民に意見を聞くのが難しいからだったんじゃないの? 今はそれ余裕でできるけど、なんでやんないの?

(まぁ衆愚政治がうんぬんカンヌンといわれるのかもしれんが、じゃあヒトラーに全部お任せしようね!)

そもそも民主主義じゃないものを、民主主義だと呼んで、それが最高の政治システムであるかのように教わってきたので、それ以上のシステムなんて考案すれば、異端審判にかけられるんだろうね。

まぁ僕はそもそも国家なんて解体して欲しいと思ってるけどね。ちょっと怖いけど、国家がなくなる世界を見てみたい。

国家がなくなったら? という話をするとなぜかみんな厨二病になる。不思議だ。

この人は無政府状態になったら、薬局を襲撃して薬をネタに物々交換を仕掛ける‥みたいな厨二病の妄想を繰り広げていて、それをみんな大真面目に受け取っている。仮に無政府状態になってもこの人がそんなことをしないことは明らかなわけだが、なんでなんだろうね? 「教室にテロリストが入ってきたら俺が撃退するんだ‥」みたいな妄想じゃん。できるわけないじゃん。

みんなが犯罪行為を働かない理由は、警察や法律や刑務所があるからじゃなくて、「なんか嫌な気持ちになるから」なんだけどなぁ。僕は学生の頃3回くらい万引きをしたことがあるけど、やっぱり嫌な気持ちになった。そのネガティブな気持ちは、浮いた数百円ぽっちじゃあ、到底ごまかせなかったよ。

刑務所や警察は、まるで一億総サイコパスであるかのように、僕たちを監視する。で、その監視をすり抜けるのは本物のサイコパスだけで、普通の人にはただただ我慢を強いているだけ。仕方ないよね、政治家にお金をたくさん渡しているのはサイコパスなんだから。

権力者ってのは必然的にサイコパスになるわけだ。だって顔を見たことない人の生殺与奪を握る機会がたくさんあれば、誰だって人の心を考慮しなくなるでしょうに。プーチンを見ればわかるね。

国家を解体するためのロードマップを僕は知らないけれど、最近のアナキストのトレンドは「国家を無視する」という、投げやりなスタイルらしい。投げやりだけど、他のやり方をすれば暴力が押し寄せてくるから仕方ない。

でも、国家をなくしてしまえ‥という極論が実現する見込みは薄いだろうなぁ。極論が実現しないのは、極論が極論だから以外に理由はないわけだけれども、極論はダメだ。

あとは世代交代に期待するしかないね。例えばアナキズムを義務教育で教えてみて、世代が入れ替われば、みんなが国家を解体してくれるかもね。国語の教科書で、大杉栄やプルードンが扱われたら、爆笑だ。星新一の『マイ国家』でもいいや。

最近、税務署が最近やかましくて嫌になる。僕も税務署の職員に、税金を請求してみようかしら。狂人扱いされるだろうなぁ。

ところで主権ってどういう意味なのか、誰か教えてくれるかい?

僕はいつでも自由に右手を上げられるのだけれど、これは僕に主権があるってことでいいわけ? だったら僕が座っている椅子という領土があって、僕という国民がいるここは、僕の独立国家ってことでいいの?

国家の三代要素なるものを教科書で馬鹿真面目に教えるのは、「パンはキリストの血なんだよ」と教えるのと何が違うのか、僕にはよくわからない。どちらも「は?」と言えば、「ええねん!もう、そういうことでええねん!!」と大人たちがてんやわんやになる。

まぁ国家の定義については、偉い学者さんたちが何かしら理屈をこねくり回してくいるんだろう。そんなめんどくさいことしなくても、暴力の独占といえばスッキリ解決なのにね。

話があっちこっちに行ってしまった。戦争の話だ。

どこか遠い国で起こった大惨事 TVで眺めてる幸せな午後三時
所詮万事 他人事なのにホントやな感じ

RHYMESTER『911エブリデイ』

まぁどこまで行っても他人さ。養老孟司がいう「3人称の死」なんだよね。千羽鶴を送りたい気持ちもわからんでもないが、なんともピンとこない。みんなホモ・サケルからホモ・サピエンスに進化してくれたらいいんだけど。そしてプーチンとゼレンスキーはホモ・パピーにでもなればいいんだけど、ホモ・アカデミクスを装って、ホモ・ルーデンス寄りのホモ・ヒエラルキクスなんだろうね(ごめん、適当に喋ってるわ)。

あー、なんかわからんけど、起立している国会議員って気持ち悪いわー。

最近はスーツの集団を見るだけで気持ち悪いと思うようになった。「スーツは無難」という定説はこれにて崩壊したので、みんな今日からサンダルで生きていこう。

さー今日も税金納めるぞー!

1回でもサポートしてくれれば「ホモ・ネーモはワシが育てた」って言っていいよ!