電力逼迫しているなら、ベーシック・インカムをくれ

僕が資本主義が嫌いなのは、無駄が多いからだ。非効率だからだ。ベーシック・インカムは資本の運動のエネルギーを弱めて、ブルシット・ジョブと過剰生産を減らしてくれると僕は信じているので、必然的に電力消費を減らせるはずだ。

そもそもこの世界には非効率が多すぎる。日本には自家用車で通勤・通学している人の割合は日本では46パーセントもいるらしい。そのほとんどが1人で運転しているわけだ。人っ子一人を運ぶためだけに、馬鹿でかい鉄の塊を転がす。こんなに非効率なことがあるだろうか。

電車に乗っているくたびれたサラリーマンは、オフィスという教会で行われる儀式以外に何をしているのだろうか。

馬鹿みたいに林立したオフィスビルの空調システムやエレベーター上り下り、PCにサーバーに、どれだけのエネルギーが消費されるのだろうか。それによって僕たちが享受するベネフィットは一体どれほどあるだろうか。

デヴィッド・グレーバー曰く、世の中の仕事の40パーセント近くがブルシット・ジョブなのだ。

エッセンシャルワーカーの仕事も、自由市場というマジックにかかれば非効率に汚染される。大型トラックで運ばれた商品のうち、どれだけが捨てられているのだろうか。それによってどれだけの道路が作られ、どれだけのメンテナンスが行われ、どれだけのコンクリートが無駄になり、どれだけの‥と、考え始めると、馬鹿馬鹿しくなるね。

「社会の無駄をなくせ」と言うと大抵、自由市場の信奉者が「じゃあお前は少年ジャンプがいらないってことだよなぁ?」と鼻息荒く反論してくるが、少年ジャンプは読みたい。僕は、楽しくもなければ、生きる上で役にも立たない仕事のことを無くそうとしているのだ(ディズニーランドは僕は要らないけど、まぁそれを生きがいにする人のことも理解できなくはないので、最悪あってもいい)。

結局、僕はベーシック・インカム至上主義なのだ。誰か一緒に政治運動してくれないだろうか?

1回でもサポートしてくれれば「ホモ・ネーモはワシが育てた」って言っていいよ!