見出し画像

なんだ。英会話レッスン、無料でできるじゃん。

英語のニュースを読んで、英語で日記を書くという勉強スタイルがマンネリ化してきた。やっぱり「誰かとコミュニケーションしてナンボだろ!」ということで、コミュニケーションをとる方法を模索した。

DMM英会話とか、高い。英会話スクールに通うのも、高い。地元に日本語講師ボランティア団体があって講師を募集していたが、なんかめんどくさい。

というわけでたどり着いたのが、『Tandem』というアプリ

例えば、日本語を学びたい英語ネイティブと、英語を学びたい日本語ネイティブがチャットや電話などでつながって、スキルアップを図るコミュニティアプリだ(もちろん、日本語と英語以外も様々な言語の話者がいる)。

有料プランもあるが、基本は無料だ。こりゃあ、いい。と言うわけで早速登録。

どうやら、登録には審査があるらしい。本気の人だけを集めるためだという。

ふむふむなるほど、審査には1週間ほどかかるとな。それは大層マジメな審査をしているのだろう…

と思っていたら、ものの5分で審査が完了した。何を審査したと言うのだろうか…。

まぁそれは気にしないことにして、プロフィールの登録をはじめる僕。僕は英語の勉強のために、iPhoneの設定を英語にしているので、アプリ内の説明も全部英語。ちょっと苦労しながらも、プロフィール登録を完了した。

するとどうだろう。登録し終わったと同時に、次から次へと通知がなる。「まさかなぁ…」と思いきや、外国人たちが怒涛のメッセージを僕に送ってきた

なんだか人気者になった気分。日本語を学びたい人って多いのだろうか? 

ウキウキしながらメッセージ内容を見てみれば「Hi」「Hello」の1単語だけ…そんな内容ばかりで、ちょっと拍子抜け。でも、よく考えれば、返事があるかどうかわからない人に対して念入りにメッセージを書くよりも、数打ちゃ当たる戦法で「自分のプロフィールに興味を持ってくれる人」を探り当てる方が理にかなっているのかもしれない。なるほど。

残念ながら、僕がその可能性に思い至ったのは、律儀にすべて返信をし終わった後。やってしまった。かわいい女の子に絞って返事をすればよかった。

おかげで、大量の返信義務を抱え込むことに。止むを得ず、ちょっとずつ無視をしていく。

ただでさえ慣れない英語で文章を書かなければならないのだ。そんなに器用にはできない。できれば2人~3人くらいと繋がりたい。

やり取りをしていると気づく。僕は世間話が苦手だ。「どんな映画を見ますか?」とか無意味な会話が苦痛で仕方ない。世間話をするにしても、できれば質問を重ねて深いとろこまで掘っていきたいのだが、英語ではなかなかそれもおぼつかない。

形式的な挨拶のやり取りが嫌で、ちょっとずつぶっ込んで行くことにする。プロフィール欄をチェックして、そこから質問をしていくのだ。

うん。わかったり、わからなかったり。DeepL翻訳は手放せない。

「AIなんてクソだ」みたいな主張をよくしているが、DeepL翻訳はマジで神。

1人だけ「ビデオ通話したいね」という人がいた。僕はコミュ障なので、断る。ある程度、チャットで仲良くなってから、女の子とだけしたい。

さて、まだまだ1日しか経っていないが、これはどれくらいの効果が見込めるのだろうか。わからないけれど、有料のオンライン英会話だって、素人に毛が生えたような講師だろうし、だったら無料の方がいいし、僕の日本語能力を活かしてもらった方がいい。「能力に応じて与え、必要に応じて受け取る」だ。お金を払った講師は「交換」の関係だが、無料でつながった人は「贈与」の関係。後者の方が、きっと密度の濃い交流ができると思う。

ところで、どうして無料なのだろうか? 無料で十分やっていけそうなので、有料プランに登録する人がそんなに多いとは思えない。個人情報を抜いて、どこかに売っているのだろうか? まぁ、なんだかわからないけど、うまいことなっているということでいいか。


1回でもサポートしてくれれば「ホモ・ネーモはワシが育てた」って言っていいよ!