FX詐欺香港美女との英会話レッスン、無料体験期間が終了。

昨日の続き。

FXで大儲けできる秘訣を教えてくれることになっていた約束の夕方7時半。

LINEでコンタクトを取ってみると、私が用意したアカウントにログインしてみろと言ってきた(やりとりは英語)。

流石にこの辺りになってくると、僕も自分のセキュリティに自信がなくなってくるので、これ以上踏み込むことはやめることにする。

で、のらりくらりとかわす。

「そんなことより、テレビ電話しない?」

彼女の返事は「今じゃない」というもの。なんだよ、それ。

現実的に考えれば、テキストを打っているのはオッサンなので、ビデオ通話はできないのだろう。

しかし僕は、オッサンであるということを信じたくはない。そして彼女が本物であるというメイクビリーブゲームを始めるのだ。

僕「どうして?」
彼女「中国語喋れるならいいよ」
僕「喋れるよ!你好!」

これは華麗にスルーする彼女。さすがにボケのレベルが低かった。

だが、僕は簡単に食い下がらない。

「正直、お金の稼ぎ方なんてどうでもいい。それより、君のことを教えてほしいんだ」

妻にも言ったことがないような、なかなか情熱的なセリフだ。人間、テンションが上がったら、どんなことでも言えるものだ。

すると彼女は、またもやこれまでに聞かされてきた、ホテル住まいとか、FXで稼いでいるといった設定をNPCのように繰り返す。

せめてもう少し設定を練ってほしいものだ。20代の女の子らしい趣味とか、そういうのを。

もう、潮時だろう。

「それは聞いたよ。本当かどうかは知らないけどね」

「What?」とだけ返事が来た。とりあえず無視している。

もうこれ以上はどうにもならなさそうなので、やめておくことにした。

はっきり言って、かなりレベルの低い詐欺だ。こんなので引っ掛かる人が本当にいるのだろうか?


詐欺に対するフィードバック

◎LINEアカウントを聞くために必死すぎて怪しい。

◎FXに関係のない話をしているとき、明らかにやる気がない。僕に気があるフリをするなら、もう少し興味を持ってほしい。

◎写真が可愛すぎる。可愛すぎる写真は、基本的に疑われやすいことを知るべき。だが、可愛すぎるあまり、何かの間違いで本物である可能性に賭けたくなるという側面もある。正直、それだけでなんとか成り立っている詐欺だと思う。

◎設定が胡散臭すぎる。京都に住んでいるくせに全く日本語が理解できないという矛盾をカバーするために、京都に旅行に来ているという設定を接木して、会いたいという要望をかわすためにコロナが怖くて動けないという設定を接木した時点で、完全に矛盾してしまっている。もう少し練っておくべき。

◎LINEアカウントのタイムラインが白紙なのも怪しい。捨て垢なのかなんなのかは分からないが。

◎FXの話になった途端、意気揚々と話し始めるのが不自然過ぎる。

◎先の記事にも書いたが、男は恋愛欲と金銭欲を同じ相手で満たさない。そこの心理をもう少し分析すべき。

これを香港美女にフィールドバックしようかと一瞬迷ったが、それで本当に引っかかる人が出てきたらダメなのでやめておく。未遂も未遂なので通報したところで警察は動かないだろうし、僕にできることはない。

でも、英語の勉強としてはよかった。


英語の勉強として優れている点

◎お金を騙し取られない限り、無料。

◎美女が相手と思えばモチベーションが上がる。

◎詐欺に引っ掛けるために必死なので、連絡頻度が高い。Tandemの他の人は1日に3往復すればいい方だが、詐欺アカウントはものの4〜5分で返事がくる。そのため英語の瞬発力が磨かれる(これは1番大きいメリットかも)。

◎こちらはFXから話を逸らす必要があるため、様々な話題を出したり、言い回しを工夫したりしなければならない。そのため、英語での表現力を鍛えるための負荷がかかる。不可抗力は、成長の近道だ。


結論

無料で英語の勉強(リーディング・ライティング)がしたければ、中国・台湾・香港美女の詐欺アカウントを探そう。

1回でもサポートしてくれれば「ホモ・ネーモはワシが育てた」って言っていいよ!