切り貼りと手先
ガサツという3文字だけで許してはいけない、大胆かつ雑な指捌きによって、数えきれないほどの紙を無駄にしてきた。
切り貼りにおける自分の9割の出来は他人の4割程度であり、それによって促された注意もまた数知れず。しかしながら、なりたくてこうなったわけではなく、むしろ自分でも不思議なくらいハサミやカッターは苦手で、狙いを定めて粘着剤を付着させるのだって一苦労。意気揚々と貼り付けた矢先、空気が入って剥がそうとしてビリッ、やっぱり貼ろうとシワッ、最後はビリッもシワッも合わさって見るに耐えない形を迎える。
情け無い。
領収書を切り貼りする代行サービスあるいはサブスクリプションがあるならば、私はヘビーユーザーになるだろう。
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