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Today I Learned: 2022.08.28

SaaSプロダクトの初期スコープを絞るときに使える観点のひとつ

最初にプロダクトにどういった機能をもたせるか、というか何を削るかを決めるときに、「不必要にステークホルダーを増やさない」という観点もあるということを学んだ。

プロダクトを新しく作るときや、新しい機能を追加するときには、多かれ少なかれ一定の不確実性と向き合う必要がある。そのときに、一気に複数の不確実性と向き合うのじゃなく、できるだけ少ない不確実性に集中して向き合う事が大事。ひとつひとつ確実におわらせること、そこから学んで着実に全体の不確実性を減らしていかなきゃならない。

不確実性が大きくなる理由は色々あるけど、プロダクトを契約して利用してくれる企業の中のステークホルダーの種類や人数も大きな要因として存在する。

プロダクトの初期バージョンとして提供する機能の数・幅を広げすぎて、その機能を直接利用したり、間接的に関与するステークホルダーの人数も不必要に増やしすぎないことが大事。ステークホルダーが所属する組織や役割が違えば、対峙している課題も変わってくるし、プロダクトに期待することも変わってくる。

プロダクトの初期段階で、全然種類の違う複数のステークホルダーに面してしまうことで、チームとして向き合う必要がある不確実性が大きくなる。複雑になる。結果として、順番にひとつずつ不確実性を小さくし、着実に学んでいくということが難しくなる。

もちろん、できるだけ少ない機能で、多くのステークホルダーの課題をドンピシャで解決できることもあるだろうし、それを狙うべきプロダクトやチーム状況もあるだろう。ただ、プロダクトの初期スコープを決める際の一つの観点として、結構使えること多いだろうなと思った。

Slack に情報を流すことが「透明化」だとは言えない

情報は誰かに届かないと意味がない。必要としている誰かがその情報にたどり着けないと意味がない。

メモ書き、下書き場所として、いわゆる Slack の times チャンネルを最近積極的に使っているけど、ここでの何を発信しても、他の人に共有したことにはならない。timesチャンネルはあくまでも思考の垂れ流し場所でしかない。誰のためにやってるのかというと主に自分。

自分が考えたことや、学んだこと、アウトプットで、少しでも他の人に届けた方がいい可能性があるものは、もっとどんどんみんなの目の触れるところに投稿していこう。雑でもいいし、ドラフトで問題ない。ノイズになりそうだったら、Thread を使うなり投稿方法を工夫して。

で、本当にストックしておくべき内容は、ちゃんとドキュメントに起こそう。みんなが / 必要な人がアクセスしやすいように工夫もして。

フロー情報・ストック情報をつかった非同期のやりとりだけじゃどうにもならないときもある。その時は積極的に面と向かってコミュニケーションしていこう。1on1でもいいし、みんなであつまってもいいし。

過去の経験、ぱっと思いついたアイデア、最近学んだこと、考えたことなど、自分の頭の中にしかない状態だと、自分の学習にはなるかもしれないが、チームにとってはほぼ価値を生み出せていないと考える。自分の行動やアウトプットから何かを理解してもらう、感じてもらうことを期待するような阿吽の呼吸みたいなのに頼っていてはいけない。

ちゃんと必要な人に伝えるというところまで考えて、自分の頭の中の情報をアウトプットにつなげよう。これはプロダクト開発の Go to Market と一緒だと思った。

自分自身の成長に視野が寄りすぎてる

上に書いたことと関連してる。ここ1ヶ月くらい、以前より少しインプット量を増やしたからか、その影響もあるかもしれない。

もうちょっと周囲にいる人や、チームの成長にも貢献・コミットしてみよう。発信とか。

もちろん、自分自身にもまだまだたくさん周囲の人から学ばないといけないことはたくさんある。自分が周囲に発信できる環境が作れたなら、他の人も発信できる環境ができているはず。

そう思って、少し自分自身だけじゃなく、自分のまわりの環境や人たちにも目をむけるようにしてみよう。

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