ゲームは役に立たない、時間の無駄という間違った考え


ゲームをして何になるの?
ゲームをして何の役に立つの?
ゲームなんて時間の無駄

こういったことを言う人は多い。
しかし、こんな考えは徹底的に間違っている。それについて書いてみる。

●ゲームは役に立つのか
そもそも、ゲームは役に立たないのか?
なんだか役に立たなさそうな気もする。
サッカーが趣味の人と比べてみる。
サッカーは運動することで、健康になる、身体能力が上がる、人とプレイすることでコミュニケーション能力が身につく などあるだろう。
じゃあゲームは役にたたないのか?そんなことはない。
ゲームにもよるが、大抵の場合、ゲームはただ漫然とボタンを押してればいいわけではない。
攻略する上で、どうすればここをクリアできるのか?あれこれ頭を使う必要がある。アクションゲームなら、反射神経、瞬時の状況把握力や判断力が求められる。対人ゲームなら、駆け引き、協力ゲームなら他人とのコミュニケーション能力だって必要になる。
RPGをやればゲームを通して物語を楽しめる。それは映画や小説を読むのと同様、物語に触れることで感受性や想像力も磨かれる。
これで、何も身につかない、と果たして言えるのか?

ここで、考えられる反論について答えてみる。

>でも、ゲームをやると、肉体的にも健康的にも健康に悪いのでは?
確かに有害な部分もある。目が悪くなる、椅子に座りっぱなしで腰に悪い、などなど。
しかし、他の趣味にだって、弊害はある。
例えばサッカーなどの運動系だってそうだ。
一番大きいのは怪我の可能性だ。あれだけ体を動かせば常に体を痛めるリスクと隣り合わせである。
また、現代では「激しい運動はむしろ健康を害する」というのが定説である。ひーこらひーこら走り回って健康になったつもりで実は健康を害していたなんてこともある。
他には
映画鑑賞→座って映画をみるだけ、健康によくはない
読書→座って本を読むだけ、健康によくはない。ゲーム同様目に悪い。
もちろん、何の害もない趣味もあるが、少なくとも、害のある趣味は多々あって、ゲームだけがやり玉に挙げられれるいわれはない

>ゲームには中毒性がある。引きこもってゲームばかり演る人がいる。
これだけはゲームは他の趣味に比べて大きな問題を抱えている。
ただ、問題は「ゲームなんてやって何の役に立つの?」という理論の根拠にはならない。
それならば、最初から「ゲームは有害だからやらないべきだ」と主張するべきである。

●趣味は楽しめればそれでいい
さて、ゲームは役にたたないわけではない、他の趣味と変わらない、と言ってきたが。
そもそも、それよりもっと根本的な話がある。
ゲームが仮に自分に何の成長も実利ももたらさないとしても、それでもゲームは無駄ではないということだ。
ゲーム否定論者に決定的に欠けているのは、そもそもゲームが役に立つとか立たないとか以前に、ゲームは趣味なのである。楽しむことが目的である。

だから、いちいち、役に立たないだのと難癖つけること自体間違っている。
楽しむためにやってるのだから、目的は「楽しむこと」である。
本人が「楽しい」と思えたならそれで目的は達成。他人がどうこういう話ではない。

それでもゲームを無駄だというのなら、あなたは「趣味」自体を否定するのか?

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