見出し画像

家掘りという言葉の発明

整理整頓が苦手な性質なので、片付け本とかミニマリストの本とかだいぶ読んでます。

どれもこれも、美容で言うならモデルや芸能人の美容・メイク本みたいな「すごい高みにある存在の完成系」であって、ふわっとイメージの助けになるなあみたいなかんじなんですよね。具体的な手順もしめされてはいるけどリアリティがないみたいな……

そんな中で、これはいいなーと思ってる本がこれです。

なんかうまく言えないんですけど、モデルの美容本、栄養士のレシピ本、みたいな高みではなく、youtuberのメイク記事、ブロガーのレシピ本、みたいな、「手が届くし生活に馴染む感じがある」という確かな手応えがある本です。

Kindle Unlimitedで読んでるけども紙で買ってもいいかもしれない。

この本、いろんな「なるほど」があるんですけど、中でもとくにこれ最高だなってのが「家掘り」って言葉です。

読んで字のごとく。「家を掘る」。あれがほしいなこれが欲しいなって思っても、そういうときは家を掘れば大抵は出てくる、という。

これ他の言葉で言うと「欲しいものがあったら買う前に家の中を探そう」なんですけど、よく言われるんですけど、そうなんですけど、なんかこの言葉って咄嗟に出てこなくないですか? あと「欲しいものがあったら以下略」は、なんか堅実さや義務を敷いてくる印象があるんですが、「家掘り」って四文字で伝わるから思い出しやすいしなんとなく宝探し的な感覚があって楽しい。

とりあえず私の最近の家掘りでドレッサーを制作しました。

いやメイク毎日してるしなんかこう専用エリアがほしい……ちょうどいい高さに鏡を置きたい……どうしよう……ってなってたんですが、ふと本棚に最近愛用しているリアルックミラーさしたら「これでいいのでは!?」てなりました。

本棚、PCデスクの背面なので椅子を回転させるだけで座った状態になれるし、いつもデスクから離れたところにスキンケア用品メイク用品もってってメイクとかしてたけど、収納場所は本棚だからここに置いとくとものを動かす必要もないし日当たりが一番いいところだし、いいのでは!? てなりました。

他にも、「新しいノートとかリフィル」「服」「未読のおもしろそうな小説の本」「なんらかのおもちゃ」「掃除用具」このへんて掘ればだいたい見つかるんですよね……私という人間が激変してないんだから過去に欲しがったものはそう変わらない。

著作には「家掘り」の例がたくさんあって、それ以外にもいろんなノウハウがあるのでおすすめです。他には「測らないケーキ」とか果物の切り方とかの話も好き。

今日はそのくらいです。


サポートいただいたお金は本代になります! たのしい本いっぱいよむぞ