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作字の過程とグッズ登録

10月ごろに前ジャンルの方とお話していて(生傷を癒すための通話)、あの経験からどういう教訓を得ればいいのか? として、「がんばらない」「けどまじめにやる」が大事なのでは、という話になりました。

我ながらこれは魂に刻んだほうがいい言葉なのでは?
不真面目だったり手抜きだったりするのにがんばってしまう、そういうこと、けっこうあるのでは?
これ毛筆ででっかく書いて壁に貼りたい……
と思ったのですが、いやせっかくデザイン的なスキルがあるのだから今風のあれで作字してみよう、と年末にデザインしてました。
以下その記録です。

ネタ出し

まずタイマー15分かけて、「どういうものを作りたいのか」を言語化しました。絵でもデザインでも漫然と作り始めてしまうとぼやけたり手癖だけで作ったりするので最初に時間かけて言語化だいじ。以下の文章がそのときかいたままのやつです。

作字:「がんばらないけどまじめにやる」
自分用スローガンとしてデザインした文字をステッカーにして使いたいので作成。
イメージ:「まじめ」さと、だけど「がんばってない」感。ゆるいが無軌道ではなく品質の高いイメージ。タモリの「遊びを真剣にやる」と同意語。
全部手書き文字(流行りの女性手書き文字風)だとがんばってないっぽいのでフォント感も出す。
かくばっているけど楽しさのあるフォント感を追う。
オールひらがなだと漢字系の作字の「可読できない紋章風のよさ」は出せない。
繰り返すリズムの気持ちよさを追う。
カタカナでの平行線の並びの気持ちよさもだせない。
参考
[https://twitter.com/ARTAKANA/status/1073496591254745088]
ひらがなでもモチーフの繰り返し、記号くみあわせでかなり「いける」のでベースの形さがし?
・あいだをあける
・繰り返しモチーフを探す
・並行ラインが個人的に好きっぽい
・全体のシルエットをおさめる枠を考えるとまとまりやすい
 ※このすきまをうめるものとしてラインを置くのもありっぽい
・カラーリングはクリームソーダの彩度低めにする
・純喫茶風モチーフ仕上げ

iPadでラフを描く

iPadのprocreateとペンシルでざっくりした下絵を作成します。
このへん手書きでやる人が多いみたいですが、私の場合は書いたり消したり縮小したり拡大したりという手数が多いのでデジタルが都合よい。

一度書いたのを書き直すよりレイヤーで赤入れしていった方が自分は「ここを手直しした」と理解しやすい

イラレでトレース

こんなもんかな、と思ったら画像をイラレに持っていってトレースします。ここでさらに角度やバランスの調整。

「る」に迷いがある
「る」に迷いがある、「ば」「な」「ま」はマルやめたほうがいいなと思った


iPadで赤ペン

できたものを再度procreateにもっていって手書きで調整。校正系の作業はなんでかデジタルだとうまくいかないんですよね、なんででしょうね。ここで形も見直し。

再度イラレで調整、カラーバリエーション作成

ここで形としての最終調整です。

「る」が完成版と違う

イラレでカラーパターン作成

最初のとおりの暗めのやつに捕色のピンクが挿しとして入るやつ、クリームソーダっぽいやつ(そのつもりだった)、ラインのみのシンプルなやつ、にしました。灰色と黄色は私が好きな組み合わせでインテリアにも多いです、この二色。

「る」が決着

なかなかうまくできたのでsuzuriに登録

手帳の表紙に貼るステッカーにしたいなー! と思ってたのでローソンのシールプリントにしてみたんですが粘着力や色や耐久力がいまいち……

https://twitter.com/memomaiko/status/1608744162987503616?s=61&t=zb9vMCqfJmqcURodIZLFKw

なので、以前から一度は使ってみたかったsuzuriに登録してみました。受注販売なので単価高め納期遅めですが在庫のリスクがないのがでかいです。何より自分用に作れれば充分。

いろんなアイテムのプレビューが見れるんですが、グラスにするとけっこうかわいいしコーヒー牛乳入れたらよさそうだし手帳表紙だと作業中は見られない(手帳開いてるから)のでグラスも作成。

良い感じなのでは?

届いたらまた記事にします。 Suzuri、一度使ってみたかったので現時点でけっこう満足。



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