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見ることができるのは一ヶ所だけ

システム手帳で本当に 本当に よかったなあと噛み締めることが多いので、よかったところとか今までの綴じノートでよくなかったところとかを書き連ねていきます。

常に意識していられるノートは一冊だけだからそこを全部の出入り口にする

わたしは引き出しに何かをしまうと、その場所が「引き出し」になって中身が想起できなくなる性質です。

なので、手帳を運用していくのに必須である「読み返す」のハードルが高い。前の記事にも書きましたが、その手帳やノートの中に失敗ページやごみページがあるとなおさら。
思いついたことを書き留める、そして何かと読み返す、この用途を別々の冊子に持たせたらだめでした。

・スケジュールだけを綴じ手帳に書くとスケジュールを確認する(=面倒なことや義務を確認する)時しか手帳を開かず、そんなの積極的に開くわけがない。
・メモをメモ帳だけにすると、まとめなおす先がなく、結局殴り書きの断片がそのまま溜まっていって読めなくなったり捨てたりする
・ノートを綴じノートだけにすると、きれいに書けないページが出ていやになったり、内容が「まとめ」なのでそれなりの満足感はあるが運用はできず、ただただアーカイブとして溜まっていく。読み返さない。

で、この三つがシステム手帳なら全部一箇所にまとまるんですよね。

・スケジュール以外のことも書いてあるし行動ログも同時に記録できるのでよく開く
・メモもそこに並列なリフィルで展開できるしあとからきれいに書き直して雑にかいたものや失敗したものは捨てられる
・まとめなおしたノートやリフィルも一緒に入れておけるので忘れずに読み直せる

入出力のインボックスにあたる場所は一箇所、ジャストリフィルカバーのポケットサイズ、ここだけ。あとから他のノートや大きなバインダーにまとめ直すこともできるので、とにかくこの手帳を見る、持っておく、これでスケジュール確認もメモもノートの見返しもアクセスがすごく楽になりました。アナログスマホ的な物体がここに。

そうして運用してて、ちょっと感動したことがありました。
役所で少しこみいったやりとりがあったんですが、考えるより先に手帳だして内容かきとめることができたんですよね。
で、それを帰宅後に読み返してグーグルカレンダーに入れることができた。
この この一連の流れがノーストレスでできたのがほんとに あ すごいな!? ていう…… いやいい大人が何をって思うかもなんですけど……
今までならなんとなく聞いておいてあとでどっか(どこ?)にかきとめるか、スマホのメモに登録してでもそのままとかそういうかんじだったと思うんですよね!
いつでもメモできるしそれを一日のどこかで必ず見返す、ができる……みんなシステム手帳使おう……
というかADHDの対処療法みたいな本もそこそこ読んできてるのにシステム手帳に触れてる本ぜんぜんないの不思議、誰か気づいてそうなもんだけども。

携帯のしやすさと置きやすさ


前の記事でも触れましたが、A5手帳って開くとA4なんですよね。A4なんてデスクに置きっぱなしにできない。開いたまま置いておけるのが重要です、閉じたら開くのにワンアクション発生するから。なのでロルバーンよくつかってました。

あとシステム手帳のよさの一つとして「何の道具も使わないでも開いたままで置いておける」ってのがあります。綴じノート、手帳だと何かでおさえないといけない。これで測量野帳が使えなかった。

ジャストリフィルのミニ6サイズはスマホ程度のサイズなので(ところでミニ6って一般的なスマホに、でかさで有名なiphoneXってバイブルサイズに似てるんですね)コートのポケットなどは余裕で入るしスマホと一緒にサコッシュに入れたりも便利です。片手のひらで簡単に携帯できる。

手のひらの一部として扱える、そしてスマホを持つのに近い感覚で扱えるサイズ感はとても重要だったんだなあと思ったり。

なお筆記具で極細万年筆を使うと濃度もばっちりの小さい字がかけて、あんがい小さい面積をカバーできます。

仕事のスケジュールとログは全部googleカレンダーに任せたほうがいい

システム手帳最高〜ってなってるんですけど、仕事のスケジュール、ログ、資料、議事録はGoogleカレンダーになにもかも集約に限りますね!!!!

これは職種にもよるんでしょうが私はPC仕事の人なので、作業がパソコンのため、そこに対応したあれそれはパソコンに詰めたほうがいい。あと仕事で扱う情報量はミニ6には手に負えない。いやA5とか使えばいけんのか……? いやいやいや。

Googleカレンダーは通知もあるしGmailの内容をurlとして貼り付けられるし会議スケジュールに参加者招待しておけば議事録一斉送信もできるし時期やあれそれで検索もできるし、必要な情報をカレンダーとして把握できればそれでいいので……

スケジュール自体はGoogleカレンダーで管理して、自分個人のタスクは当日分だけ付箋に書いて手帳に入れたりもしてます。

逆にiPadやスマホやパソコンだと難しいなあと思うこと

アナログ手帳のいいところは「読み返す」が簡単なところなんですよね。ぱらぱらめくったり、バインダーから全部とって並べ直したり捨てたりが簡単。見渡しやすい。
デジタルはまだこれに追いつけてないなーと感じます。
Goodnotesいいよとか聞くんですけど、端末の中のものは全体を掌握しにくいというか押し入れの中みたいになってしまうので(そこに確実にあるという安心感は得られるけど何が入ってるのかは見るまで思い出せない)、なので、個人の決意とか、やる気のあるときの思いとか、リストとか、そういうのはアナログでないと私はだめな気がする。

手書きの力、みたいなのは若干懐疑的だし(私の汚い字より綺麗なフォントのほうがいいと思う、人類はやくフォントを出力できるようになれ)、ほんとに手書きという出力自体に効力があるならアナログ手帳でなくipadで全然いいと思うし、そうでなくアナログには「読み返しやすさ」の力のほうがでかいのではと考えてます。

まとめ

システム手帳、というかわたしのやりたかったのは「メモ+スケジューラー+気づきを定期的に見返せる手もとのノート」だったんだなーーそしてそこに無限の編集力がほしかったんだなーーということに気づけた年末でした。

使い始めて一ヶ月目なのになぜか4冊バインダーがあるので、そのうちこのへんのあれも書きます。

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