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フィットボクシング2 一週間目の日記

リングフィットに三週間ほどで挫折して、推し漫画家のラジオ……のゲストで出てた小説家さんのプレゼンにより、リングフィット2始めました。
現在一週間目くらいなんですが、私最初からこっちにすればよかったかもしれん……と思うことが多々あるので、七日目くらいの気持ちと一緒にメモします。

リングフィットとフィットボクシング、両方やったからわかったリングフィットの合わなかったところ

これ、どちらも「飽きる」という人はいるんですけど、当人の性質で「どちらかなら飽きない」があるな? と思いました。

私がリングフィット飽きた、というか結局最初から最後まで楽しさを感じなかった理由、フィットボクシングと比較して言語化できたんですがこんなかんじです。

ストーリーやキャラが邪魔

ついったのオタクたちはむしろドラゴとリングのクソデカ感情が〜、みたいに言ってたんですけどそこに全く尊さを見出せなかったんですよね…… 興味ないキャラたちがなんかしてる、みたいな…… これっぽっちもそそられない知育系番組を見てるような苦痛がありました。むしろ疎外感があった、ドラゴとリングがなんかやってるしプレイヤーキャラはそこに巻き込まれただけだしそのプレイヤーキャラも私からは背中が見えてて「知らんいざこざにまきこまれた知らん人をさらに見ている」みたいな……

できるようになった感が無い

これはフィットボクシングとの比較でわかったんですけど。ぎりぎりの苦痛を与えてくるリングフィットの筋トレ、フィットボクシングみたいな「わかった」「できた」っていう感覚が薄いんですよね。こう、スキルをものにした、自分のコントロールでできた、ていう感覚があんまりない。重いものをがんばってがんばって持ち上げた、さあ次の岩を持ち上げるぞ、みたいなことの繰り返し。フィットボクシングの音ゲー要素による「やれるようになった」っていう感じが無く、毎回小さな苦行、ハードルがそこにあるだけなんですよね……動作そのものは難しくないだけに……

筋トレゲームなのにやりたい筋トレができない

どうも下半身系、得に女性がやりたい系のやつが、なんとなく回復技に割り振られてる気がするんですよね。やりたいやつがみんな回復技になってて、アドベンチャーパートではこなせない。なのでアドベンチャーではなくフリーモードでやるんですけど、なんか、納得いかないんですよね……起動時間は長いのにクリアしたステージは無い、みたいなのがストレスでした。

難易度が無駄に高いミニゲーム

これはリングフィットやりこみ勢からも同意が得られるのでは? ただただ自己肯定感を折ってくるミニゲーム…… でもダンジョンではオートマッピング機能すべて埋めないと気が済まない人にはこれを放置してステージ進めるのもストレス……たぶんミニゲームはメリハリというか飽き対策というかやりこみとして配置されてるんでしょうけど、パラシュート、無理すぎる

準備が多い

リングフィットでは横になることが多いのでマット必須なんですよね。マットの用意と、リングコンと、太ももにバンド巻くのがなんか心理的ハードルでした。
あー、これから苦痛の時間(やりたくない筋トレとやってもステージクリアにつながらない筋トレと全く興味のないストーリーを見せられる)んだなあというのが準備で感じてしまい、とてもしんどかった。

リングフィットとフィットボクシング、両方やったからわかったフィットボクシングのいいところ

ストーリーが無いしキャラがいい

はいこれ。石田彰ですよ石田彰。まだ他のインストラクターほとんど触ってないですけど、「わかってる」声優セレクトは未プレイ勢もご存じのはず。
いやあ、知ってるイケボが声かけてくれるだけで全然違う、やる気が違う(ちょっとだけ女性声優にしてみたらモチベの違いに我ながら引いた)。
でもって、ストーリーが、無いんですよね。それが、いい。
ゲーム内のトレーナーは「私」を見て「私」に語りかけてくれます。そう、これは「私」の運動…… ジムに行って生身のトレーナーのかわりに画面内のトレーナーがマンツーマンでエクササイズしている……
デイリーで組み立ててくれるメニューはありますが、得意なもの、強化したいものを自分で選ぶこともできます。得意なやつをたくさんやってもいいし苦手なやつを強化してもいい。リングフィットのような謎ミニゲームもありません。

できた! という感覚がある

リングフィットになかった「わかった」「できた」「うまくできた」が数秒おきに得られます。音ゲー的なコンボや動作、判定でこの超短期報酬が得られるのは多動向けでは?(主語デカ) さらに七日やった程度でも初日より理解できてる感があります。
私、岡田斗司夫の4タイプ診断で「法則型」なんですけど(なんにでも法則性を見出しそこに快感を得るタイプ)、この「法則型」にはルールや共通項を把握できればできるほど楽しいものがハマるんだな? という新たな気づきもありました。法則性を感じられることが報酬。そういや英語の勉強も英文法のほうが楽しいな……

準備が少ない

ジョイコンを持てば終わり、私は専用のナックルみたいなやつも買ったんですがまあそれも差し替えるだけ。リングフィットの動作は立ったままで全て完結するのでマットもいらず、心理的にも楽にできます。あと、リングフィットと違って所要時間が最初に表示されるので、開始前に自分なりのゴールを「時間」で設定できるのもいいところ。

筋トレもできる

有酸素運動ならフィットボクシング、筋トレならリングフィットと言われてますが、フィットボクシング2にはアプリもあります。こちらは筋トレで30日間チャレンジができるやつで、これを隙間時間に適当に立ち上げて筋トレをすすめることも可能です。

飽きっぽい、の定義は人によるんだなあと思った

リングフィットもフィットボクシングも「飽きる」と言われてるんですけど、どんなものが「飽き」やすいのかって個人の性質で異なるんだなーーと思いました。
フィットボクシングは「ずっと同じ曲、動作で飽きる」と言われてましたけど、やってみたら私はこっちのほうが絶対飽きないという確信があります。スコアやストーリーではなく、自分自身のスキルとしてやり込めると感じたからです。超短期報酬が連続してやってくる。
以前この記事読んだときは「修行僧……? 怖……」となったんですが、おそらくわたしもこちら側です。何らかの塊を延々と研ぎ続けて刃物にすることに喜びを感じるタイプ。

逆にどんどんやることが変わったり、ストーリーが進んだり、ミニゲームのやり込み要素があったり、という「変化」が報酬になるタイプの人にはリングフィットでしょう。

で、わたしにはリングフィットはだめで、フィットボクシングが向いてたかんじ。
とりあえず一ヶ月続けてみます。


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