本当に使えるMax For Liveデバイス超個人的ベスト5を発表する

僕はLiveに乗り換えてまだ日の浅い方だが、Abletonにはかなりの額を貢いでしまっている。正直今までいくら貢いだか計算したくない。すっかりAbleton信者である。

そして、Ableton信者への第一歩となるのはLive Suiteだろう。Standardとの違いはさほどないが、目玉となるのはMax For Liveが付属していることだ。僕はMax開発なんてサッパリ(いずれはやってみたいけどね)なので他人が作ったデバイスをダウンロードして使わせてもらってるが、これがどれも素晴らしい。ということで今回は、特に僕がかなりの頻度で使っているMax For Liveデバイスのベスト5を紹介したい。Standardの方の中にはMax For Liveが気になっている人もいるだろうから多少の参考にでもなれば。

5位 J74 Progressive

J74の有料デバイス。無料ではないがかなり高機能。ざっくりと説明するとコード支援のデバイスでコード進行をサクッと作ったら、すぐにMIDIクリップを生成してくれる。アルペジオやヒューマン機能、ギターボイシングにも対応している。試したい進行があるときにサクッと実験できるのがいい。

4位 Arp

Abletonが配布しているMax For Live Essentialsに付属しているデバイス。Liveの付属エフェクトにもアルペジオはあるが、こっちのほうが細かく弄ることができるので便利。他のDAWにはこういうステップシークエンス型のアルペジオが付属していることは多いけど、Liveにはなぜか無いので重宝する。

3位 Easy AutoTuna

Ableton公認トレーナーでもある草間敬さんが作成。AutoTunaをさらに使いやすくしたデバイスである。本家のAuto-Tuneとはまた違ったケロケロになるので差別化を図れる。難点として、使い続けてると位相がずれてしまうので、パラメーターを調整したら早めにフリーズしなければいけない。

2位 Pitch Drop

こちらもMax For Live Essentialsに付属しているデバイス。ターンテーブルの回転を止めたときに生じるスピードとピッチが下がるサウンドを再現してくれる。言葉では説明しにくいが、使ってみれば「あの音か!」ってなるはず。ブレイクのキメとして使うとかなりカッコイイ。スピードが下がりきるまでの時間も調整できるので汎用性は高い。

1位 Convolution Reverb

こちらもMax For Live Essentialsに付属しているデバイス。IR系のリバーブで、シンプルで使いやすい。特にLive付属のリバーブにはプレートリバーブがないので、こちらで代用することが多い。Convolution Reverb Proという高品質版を使うと有償のプラグインリバーブにも負けない良いリバーブになる。僕はテンプレートプロジェクトのリターントラックとして常に挿しているエフェクトです。

こうして紹介してみるとMax For Live Essentialsをかなり利用していることがわかった。Max For Live Essentialsには他にも使えるデバイスが多いので、Max For Liveを導入したらまずダウンロードしてほしい。決して、プラグインの用に様々な場面で使えるようなものは多くないが、隙間産業のように、あったら嬉しいを実現してくれるのがMax For Liveの魅力だと思う。開発に興味がない人でも導入して損することはない。

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