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推しぬい個別事案②



0.前置き

0-1.今回の目標:新しい本の型紙に挑戦する

 『ぶきっちょさんも完成できる! いちばんやさしい「推しぬい」つくりかたBOOK』という本を買いました。
 この界隈では一番有名なんじゃないか? と思われる方の監修本(※著書ではない)です。ちなみに同じ監修者と出版社のタッグは二冊目で、一冊目に比べてかなり初心者向けの内容になっています。
(※本の中身についてはこちら(↓)で詳しく。でも中身以外のことについて辛口なので注意)

 結論から言うと、一冊目の方で何体か作って慣れていると思った以上に簡単でした。普段分けて作っているパーツが一枚布で済まされていることもあり、立体感は控えめ。「イチから作るのに憧れるけどどの本買っていいかわからん!」とか、単純に「監修の方の作品(もしくはデザイン)が好きだけど初めて作るから不安」みたいな方向けの本だなという印象を受けました。

0-2.書いてる人のスペック

・本業は字並べ(と名乗れるほど最近書いてないので自信がない)、絵が描けない(重要)
・手芸歴はそこそこ
 編み物歴十年プラスアルファ、その前はニードルフェルトやってた UVレジンもちょっとだけ
 裁縫系(刺繍含む)は苦手だけどやらざるを得ないくらいの認識(進行形)、なのになぜか昨年(2023年)夏〜秋ごろから人型ぬいを作り始めて今に至る
・ぬい作りについては永遠の初心者と名乗りたかったけど、今回の本に触れてそうではないかもしれないと思いつつある なお進歩は遅い
決して器用ではない(重要)
・趣味は百均とドラッグストア徘徊


1.完成品とお借りしたもの、使った布等

1-1.完成写真


正面


背面

1-2.使用型紙類

・本体:『ぶきっちょさんも完成できる! いちばんやさしい「推しぬい」つくりかたBOOK』(ぴよぴっこ監修/メイツユニバーサルコンテンツ) ※原寸
※今回服は作っていません。セリア購入品。

1-3.使用材料

・肌:清原 ぬいクロス(さくらミルク)
・髪:グッズプロ クリスタルボア(オーカー)
※刺繍糸は例によってオールオリムパス、綿はダイソーのマイクロ繊維のやつ


2.反省と感想

2-1.デフォルメ #とは

 まあ一言で言うと目でっかすぎね? ってことです。
 今回モデルにしたのは大好きなイラストレーターさん(個人的には動画の印象がめちゃ強)の自画像イラスト。刺繍図案作る時点で気づいたんですけど、絶妙なバランスのうえで成り立っている絵柄なので素人が真似できるはずもなかった。開き直るのに三日くらいかかりました。型紙が簡単なのもあって作業し始めてからは早かった。
 ちゃんと見比べると色も結構違うので〇〇さんと言い表していいのかな……と思いつつご本人に見せたところ、大変喜んでいただけたのでじゃあ……まあいっか…………となりました。ちょろい。でもいつかリベンジします


2-2.ぬいクロス(ボアではない)、極薄

 普段百均のボア系布でボディ作ってる人間なんですけど、今回は手芸店仕様ナイレックス系のぬいクロスを使いました。これがまあびっくりするほど薄いこと薄いこと。刺繍しながら不安になってくるレベルで生地は薄いし、なんなら色も薄い。

スケスケだぜ
(指の腹が透けてるのおわかりいただけるだろうか)


チャコ(ではない)も裏からスケスケだぜ
(※ドライヤーで消せます)


2-3.百均でぬい服買えるありがたみ

 (五七五になっちゃった)
 梨がここ数ヶ月せっせと作っている子は基本同じ型紙でして、それの原寸サイズが身長20センチです。百均に限らずいわゆるぬい活グッズにはほとんど対応するものがありません。仕方ないよなかさばるもんな、という気持ちもそれはそれとして連れ歩いて外見せたいよな、という気持ちも両方あります。心がふたつある。
 めちゃくちゃ安価にトータルコーデが手に入るありがたみを噛み締めています。


百均のぬいショルダーにも余裕をもって入る
(添えみゅん)
連れ歩きもしやすいサイズ感


2-4.否定できない物足りなさ

 でもやっぱりここに行き着くんだよなという気持ち。
 勝手に"ジンジャーマンタイプ"って命名してる腕と胴体と脚が全部つながってるタイプの型紙、初心者さんにはめちゃくちゃオススメするんですけど、そうじゃないものに慣れてから戻ってくるとかなり物足りないです。我ながらドMか??? とは思うんですけど、作る過程どうこうを除いてできたものを見てもそう思います。あと正直この本の細かいところに引っかかりを覚えるので、それが気になって積極的に使いたくないのは否めない……
 それがわかっただけでも収穫かな。小説家の人生に無駄がないみたいに、手芸での経験もきっと何かになるでしょう。

 おしまい。

#梨沢ぬいログ
#自作ぬい #推しぬい #手芸

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