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【梨沢ぬいログ】初心者さん向け推しぬい本比較
1.はじめに
※Twitter(といつまでも呼びたい現えっくす)のフォロワーさん向けに書いた記事です。
梨沢をまったくご存じない方には優しくない可能性があります
前提①:梨沢(書いている人)のスペック
・本業は字並べ(と名乗れるほど最近書いてないので自信がない)、絵が描けない(重要)
・手芸歴はそこそこ
編み物歴十年プラスアルファ、その前はニードルフェルトやってた UVレジンもちょっとだけ
裁縫系(刺繍含む)は苦手だけどやらざるを得ないくらいの認識(進行形)、なのになぜか昨年夏〜秋ごろから人型ぬいを作り始めて今に至る
・決して器用ではない(重要)
ミシン習得するよりも「とにかく作りたい!」という気持ちがはやったのでオール手縫い 完成までにやたら時間がかかる
・同居家族に趣味:手芸の人がいるので、ある程度道具に関しては借りたり提供を受けている
・趣味は百均徘徊
前提②:作り方で特筆すべきこと
・上記の通りお裁縫には苦手意識があるのにオール手縫い、かつ布から作ってる(素体、ワッペン等不使用)
・前髪縫いつけタイプが好き
・本の型紙はコンビニでコピー→裁断ラインと縫いライン(仕上がりライン)で分けてクリアファイルに写してから使用
2.ぬい本の紹介
※以下、基本的には本とその型紙で作ったぬいを並べた写真が載っています
・版権キャラを見て作ったはずなのに微妙に似てないぬい(※一切モデルには言及しません)
・型紙の改造(主に髪型)
・ぬいのヌード
・突飛なカラーリングの個体
が含まれますのでご注意ください。
また現在より経験値の低い状態での製作物が含まれます。お察しください。
※本の著者さんについてはクレジット部分は敬称略、追記で言及する際には敬称をつけています。型紙そのものや詳しい作り方については載せていませんが、何か問題ありましたらご連絡ください。批判の意図は全くありません。
①『かんたん! かわいい! はじめての推しぬい&ぬい服』
著:グッズプロ(監修:まろまゆ)
出版社:西東社
![](https://assets.st-note.com/img/1717853680882-2AK099XtiW.jpg?width=800)
梨沢が初めて買った推しぬい系の本。同時に「推しぬい作ってみたいけど、最初にどの本を買ったらいいですか?」と聞かれたらおすすめするのもこの本です。型紙が複雑でなく、作り方(縫い方)の解説も丁寧でとっつきやすい印象。
表紙にお名前がありませんがぴよぴっこさん(後述)によるデザインアレンジのページもあります。
(※15センチ立ちポーズの子しか作っていないので、以下のいいところ/難点はそれ前提になります)
◆いいところ
・一冊で色んなポーズのぬいが作れる+服も作れる
・型紙が複雑でないのでとっつきやすい
特にボディはほぼ同じ形のものを二枚縫い合わせるだけなのでかなりハードルが低いと思います(梨沢は勝手にジンジャーマンタイプと呼んでいます)
◆難点
・(コンビニコピー前提ですが)綴じ込みの型紙が使いづらい
収録ポーズが多いので仕方ないですが、1枚の大きな紙に色んな型紙がギュッと詰まってるので広げるのも一苦労、どれが必要なパーツなのか見分けるのもわりと大変
・各型紙に顔刺繍の目安位置がない
顔描けないマンにとってはわりと死活問題です……(画像の子も微妙にベストポジションからずれてます)(まあ最初期なのでそもそもクオリティがアレなんですが)
②『もっとかわいくできる! 推しぬい 理想の「お顔」「髪型」つくりかたBOOK』
監修:ぴよぴっこ(協力:しらたま)
出版社:メイツユニバーサルコンテンツ
![](https://assets.st-note.com/img/1717853826500-GbFfuCIPv7.jpg?width=800)
(※手前縮小サイズ(15センチ)、奥原寸(20センチ))
おそらく推しぬい界隈で一番有名であろうYouTuber、ぴよぴっこさんの監修本です(※著、ではありません)。とにかくデザインがかわいい。観測範囲ではこの本基準で作ってる方がかなり多い印象を受けます。
正直なところ、「まったく何もやったことがないよ」という方には"作り方の本としては"とっつきにくいかなと思っています。理由は後述。これを書いている数日後にはより初心者向けの続刊(?)が出るみたいなので、これから買う方はそっちの方がいいかもしれません。
◆いいところ
・とにかくかわいい
説明不要 手芸本はある意味グラビアだと思っている身からすると、たいへん目の保養になるなあと思っています。
・手縫いのやり方、道具の使い方等の説明が丁寧
◆難点
・この本だけでは服まで作れない
この点についてはぴよぴっこさんのYouTubeの方で靴下を材料にしたぬい服の動画があるので、こちらを参考にするとよいかと思います
・体の型紙が細かく分かれていて複雑
・工程写真が見にくい
初心者さんに"作り方の本として"おすすめできない理由がここです。おそらく原因はふたつあって、「写真中のチャコ線が非常に薄い(=布の表裏がわかりにくい)」「完成品のどこを縫っているのかは図示されているが、型紙のどの部分なのかの説明が弱い」のだと思います。実際梨沢は(読解力の問題かもしれませんが)脚を左右逆につけてみたり、いつまでも綴じられない部分があったり…………色々しました。サクサク作れるようになったのは三体目くらいでしょうか。
もちろん一発で理想のぬいは作れないので、「何度失敗しても挫けないぜ!」という方は初手でこの本をお迎えしても問題ないかと思います。もしくはいつかの目標として手元に置いておくとか。
・体型が特殊
推しぬいとしてメジャーなサイズはおそらく10センチ、15センチ、20センチ前後かと思います。この本の型紙は原寸で20センチですが、実は平均より頭が大きく体が小さくなっています。プラスしてお尻が大きめです。
![](https://assets.st-note.com/img/1717854100220-CKyzE3cxUj.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1717854130967-APs2hm7r4l.jpg?width=800)
工程なしでこのくらいです
本に書いている倍率で縮小コピーすると15センチぬいが作れるのですが、おそらく平均的な10センチぬい基準で作られているのであろうセリアのぬい服が入ります。これはメリットかもしれないな? 服を自作する場合、もしくは市販品を購入する場合も頭に入れておいた方がいいかもしれません。
※補足:ぴよぴっこさんのnoteで誤植の訂正が出ています
③『手づくり推しぬいwawaちゃん』
著:平栗あずさ
出版社:グラフィック社
![](https://assets.st-note.com/img/1717854248275-hhNh1BWOBR.jpg?width=800)
いわゆる推しぬい本を最初に出した平栗あずさ先生(個人的に先生とお呼びしています)の新しい本です。最初の方のご本は持っていないので触れません、すみません。
やや頭身が高めのぬいが作れるほか、くびれボディ(!)の子も作れます。あと表紙がキラキラしててテンション上がります(そこ?)。
◆いいところ
・服+靴下、靴も作れる
めっちゃくちゃ個人的にですがかぼちゃパンツ作りたかったので大変助かりました……!(いずれ作りたい推しのデフォ衣装がかぼちゃパンツ)
・合印が細かくて合わせやすい
体のパーツは細かめなのですが合印(パーツ同士を縫い合わせるための目印)にアルファベットが振ってあるので、落ち着いて照らし合わせれば間違わずに縫えます。たぶん。
◆難点
・体の型紙が細かく分かれていて複雑
初手で挑戦するにはハードル高いかな、というのが正直なところ。
・縫いにくいパーツも含まれる
特にどこ、と言ってしまうと内容に触れそうなので……「特に小さいパーツがある」「縫い線がめちゃくちゃ多い箇所がある」とだけ。前述の写真の子は原寸20センチですが、落ち着いてやればなんとかなりました。今縮小(15センチサイズ)に挑戦中ですがこっちはちょっと怪しいかも…………?
※他の本の項目で「体型が特殊」と書きましたが、wawaちゃんについては市販サイズの服は着せてないので未検証です
3.まとめ
まったく初めての方には『かんたん! かわいい! はじめての推しぬい&ぬい服』をおすすめします。残りの本でどちらか……と言われたらとっつきやすいのは『wawaちゃん』ですが、デザインの好みで選んでしまっていいかと思います。
次は百均で買うべきもの・買わないほうがいいもの(材料・道具編)を書こうと思っています。期待せずにお待ちください。
(4.おまけ)
「本」というタイトルからははみ出すのですが、実は最初に作ったぬいがネット頒布型紙(かつ動画参照)のものだったので、おまけとして載せておきます。
①オタメイド!
多種多様なポーズ(+髪型)の型紙を販売しているほか、服型紙の無料配布もあります。作り方は動画でという形になるので、購入前に動画を一度視聴するのをおすすめします。
推しぬいというものの存在を知ったのがこちらのショコハジロさんの動画でした。最初に作ったのもこちらの『19cm韓国ぬい風型紙』でした。実物はとてもじゃないですがお見せできませんが…………
![](https://assets.st-note.com/img/1717854587673-ya91j9QhlC.jpg?width=800)
『おすわりぬい』と『くつろぎぬい』です
これは個人的な考え方、というかどちらかというと思考のやり方、というべきなのかもしれませんが、梨沢の場合動画よりも本、というか紙媒体のほうが理解しやすいらしく、動画を見ながら……というのは向いていないようです。
②ぬいものアイドルたきゅーと
キャラが濃い、そこがいい。あとエゴサ力がすさまじいのでもはや隠れるのを諦めました。
おそらくぬいを作る方はほとんどお世話になっているであろう、女子中学生ぬいものアイドルのたきゅーとちゃん。10センチぬいの型紙を配布してらっしゃいますが、それ以外にもぬい作りに役立つ情報を惜しみなく供給してくださってます。そして説明がわかりやすいんだなこれが…………
個人的にめちゃくちゃ助かったのがフェイスラインしわしわ問題の解決法でした。それについてツイ……ポストしたら引用されて梨沢比でめちゃくちゃバズりました。びっくりした……。
みんなもお顔(とくにあご)は細かく縫ってどんどん綿をつめようね✨まんまるなお顔をつくろーっ!!(*ノˊᗜˋ*)ノフォーエバー!! https://t.co/RC6wopSrTE
— "女子中学生"ぬいものアイドル たきゅーと★とってもかわいい (@tacute3) April 23, 2024
おしまい。
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