コート上の名前、とりあえず必要そうな分だけ

コートの場所についている名前

バスケットボールコート上には、だいたいこの辺はこの名前。といった感じで名前がついています。初心者、初級者の選手はまずこのコートの場所に立てるように意識すると、フロアバランスがとりやすくなります。また、バスケットボールのさまざまな戦術は、この名前がついた場所から始まることが多くあり、動いた先はやはり名前がついているところに移動することが多くあります。
 
・とりあえず、これだけは覚えよう
アウトサイドは「トップ」「ウイング」「コーナー」
インサイドは「ローポスト」「ハイポスト」
ウイングの別名は「45度」コーナーの別名は「0度」
ハイポスト付近のことを「ネイル」「エルボー」と表現することもあります。厳密には異なりますが、おおむね同じくらいの場所を示していると思って大丈夫です。
 

図 コート上の名前

ゴール近くの四角く区切られた場所は「制限区域」です。オフェンスプレイヤーは3秒間のみとどまることがルール上で許されている場所です。NBAなどのコートではこの制限区域の場所をコートの色と別の色で着色していることが多いので、別名は「ペイントエリア」です。普通のコートで着色されていなくてもペイントエリアと言うことも多々あります。
 
・目に見えなくてもあるさまざまな線

図 見えなくてもあるさまざまなライン

ボールライン
ボールを持っているプレイヤーの位置にコートの横に引いた仮想の直線です。実際には見えません。ボールの位置が変わればボールラインの位置も変わります。ボールラインがゴールに近い位置を「ボールラインが低い」ゴールから遠い位置を「ボールラインが高い」と表現します。ボールラインが「高い位置から低い位置へ移動することを、ボールラインを下げる」「低い位置から高い位置へ移動することを、ボールラインを上げる」と言います。
 
インライン
インラインとはボールを持っているプレイヤーとゴールを結んだ直線のことです。ボールラインと同じく実際に見えるわけでもありませんし、ボールの場所が変わればインラインも変わります。ボールマンディフェンスはこのインラインをまたぎ続けるように動かなければ、ドリブルで突破されてしまいます。
 
ベースライン
ベースラインとはコート上にあるエンドラインをオフェンス戦術上ではベースラインと表現しています。
 
ミドルライン
オフェンス戦術上でミドルラインと表現する線はコート上の二つのリングを結んだ仮想の直線です。実際には見えません。
 

図 インラインとボールラインの高さ

・ディフェンス位置
1線目、2線目、3線目と表現します。
1線目とは、ボールを持っているオフェンスを守るディフェンス位置のことです。
2線目とは、ボールを持っているオフェンスの隣のオフェンスを守るディフェンス位置のことです。別の表現だと、5mくらいのパスを受けることができるオフェンスを守るディフェンス位置です。
3線目とは、ボールを持っている選手の隣の隣のオフェンスを守るディフェンス位置のことです。別の表現をすると、先ほどの5mくらいのパスよりも遠いオフェンスを守るディフェンス位置のことです。
ポストディフェンスとはインサイドを陣取るオフェンスを守るディフェンスのことです。

図 ディフェンス位置    

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