6月30日練習会

・Play Like A Champion today.
・自己決定
・連続inシュート練習
・抜重
・膝のサポーター
 
Play like a champion today.
勝っても負けても、練習がうまくいっても上手くいかなくても、技術習得がきちんとできてもなかなかできなくても、勝者の振る舞いを行うことはとても大切なことです。勝ったから勝者の振る舞いができ、負けたからできない、しない。ではいつまでたってもloser(敗者)です。

他者からのアドバイスを素直に受け入れることができない。勝者の振る舞いでしょうか。

ちょっと練習がうまくいかないから、勝手に違うことを行う。勝者の振る舞いでしょうか。

他者に対して敬意をはらうことができない。勝者の振る舞いでしょうか。

今一度自分のバスケットボールの練習に対する取り組み姿勢を振り返ってみるとよいです。
 
自己決定
近年よく聞く「自己肯定感」あちこちで聞きます。自己肯定感を大切に。と言いながら自己肯定感をなくすような振る舞いをしていませんか。
自己肯定感を高めるためには自己決定を行い続ける必要があります。自己決定とは読んで字のごとく自分のことは自分で決める。自分の行動に責任を持つということです。
コーチは各々の技量を見て、ほんの少しだけ“達成できなさそうな目標”を課題として与えます。それに取り組む姿勢は、コーチからいわれたから練習する。ではなくそれを”自分のこととして自分で決定”して、練習することが重要です。
人生でも先回りして失敗させないように、あれこれ言うことは“自己肯定感を育てることを阻害”することです。
では、自分で決めること“だけ”が重要なことでしょうか。
Like a champion.勝者の振る舞いとは、他者に頼らないことを指すでしょう。うまくいかないことは「どうやればうまくいくかを他者に聞く」ということを“自己決定”することが重要です。
 
連続inシュート練習
バスケットボールという競技は、得点を多くとったほうが勝者となります。そして得点を重ねるためには、“能動的”にシュートをおこなわなければ絶対に得点を得ることができない競技でもあります。ドリブルやパスがいくらうまくてもシュートを決めることができなければ試合には負けます。バスケットボール=シュート。といっても過言ではありません。ある意味シュートさえうまくなれば、試合で何とかなるものです。逆にシュートが何ともならなければ、バスケットボール競技で勝つことは難しくなります。
さまざまなドライブ技術やパス技術はあれども、シュート技術を起点とした技術連携を行えることが上達への近道です。
 
抜重
抜重(ばつじゅう)と読みます。脱力の状態から両足を床から離し、“重力から解放される”技術の基礎動作となります。
選手によってはいつの間にか身につけることができる技術なのですが、能動的に技術習得したほうが、今後の技術習得の助けとなります。
特に、カッティングからパスをもらう動作時などの“走り出し”時にできるようになると、足の速さのミスマッチの解消が行いやすいです。切り返し動作にもこの抜重ができるようになると、見た感じに、いわゆる“クイックネスがある”プレーになります。この動作ができないと1歩目の“動作が遅く”なるので簡単に止められてしまうことになります。
 
膝のサポーター
思いもよらないところから、質問がきたので答えました。

「なぜ左ひざにサポーターをしているのですか?」

いろいろなことに疑問をもって、質問をするという行為は尊いものです。

わたしの左ひざは若いときにとても痛めて、日常生活には支障があるわけではありませんが、バスケットボールのような負荷のかかる動作は痛いのでサポーターで補助をしています。同じように右ひじも痛めているのでサポーターをしています。
若いころバスケットボールをしていても“身体動作について”一度も習ったことがありません。なんか頑張って走るとか、なんか頑張って切り返すとか、相手の動作を読んで動く。とかそんなんです。
全然論理的ではありません。まぁだいたい今もそんな感じではないのでしょうか。
だからわたしが行うの練習の時は、
「重心移動をしっかりとおこなう。踏ん張っちゃダメ。力んじゃダメ脱力しないとボールが飛ばない。とかめっちゃ言うでしょ?子どものうちからきちんとした動作を身につけて怪我をしないでバスケットボールを楽しんでほしいから」って答えました。

わたしの聞こえるところでも、“小学生で前十字靭帯断裂”とか聞こえてきます。捻挫についても“してしまうもの”といった認識が多分にあります。
学生のうちに怪我をすると“何か月もプレーができない”時間ができてしまいます。中学生高校生だと、たった2年数か月のバスケットボール競技者生活です。たった2年のうちの半年プレーできない時間などあってはならない。と思っています。
きちんとした身体動作は自分を守るのと同時に他者も守ることができ、そのうえバスケットボールパフォーマンスの向上があることと思っています。
ドリブルがどうとか、戦術がどう。とか言う前に基礎動作をもっともっと大切にすることのほうが重要なことと思っています。
 
 
 
 

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