AKATSUKI JAPANはいつまで「暁(あかつき)」なのか

暁(あかつき)とは
よあけ。あけがた。夜半から夜のあけるころまで。
 
2024年6月22日、23日に北海道で行われた「日本生命カップ2024」男子日本代表の試合を見た個人的な雑感です。この記事の中に出てくる“ ついこの前 ”とか“ ついこの間 ”のような表現があった場合は「10年位前」のことを指していると思ってください。
 
2015年FIBAから課せられていた制裁が解け国際試合を行うことがやっとできるようになりました。ついこの前です。
 
「国際資格停止処分」の正式解除が決定
 
なんやかんやあった感じは「Bjリーグ NLB」とか「バスケ 制裁」とかで検索すると出てくると思います。
 
国際資格停止処分が解除された翌年の2016年。“ アカツキファイブ “の愛称を発表しました。ん?あかつきふぁいぶ?そうアカツキファイブ。現在は3x3も統一してAKATSUKI JAPANなのですが、当時は5人制のみの愛称です。AKATSUKI JAPANは2022年から。前回オリンピック東京大会の後です。
 
日本人の平均身長とよく似ていてバスケットボールの強豪国であるアルゼンチン。アルゼンチンのバスケットボールを手本にして日本にもどうにかして流用できないかとしていたころ。なかなか芽は出ませんでした。

日本人は小さいから、背の高い選手が有利なバスケットボールには向いていない。だけどそれでも大きさにこだわって日本代表選手選出をしよう。ってポジションコンバートまでさせても、なかなか芽が出ず。
JBAはあの手この手でどうにかして日本代表を強くしようと、種をまいていました。それがほんの少し前です。
 
日本代表のメンバー対アメリカのどっかの大学生チームとしても勝ち切ることができない時代。ほんの少し前です。
 
史上最強と呼ばれた2019年ワールドカップ。5戦全敗。つい先日のことのようです。
 
あかつき。暁。AKATSUKIに込めた思い。日本男子バスケは長い長い夜があった。いつ明けるともわからない暗黒の夜。国際的にも資格停止をされ、国際試合を行うことさえできない、真っ暗な夜。
そんな夜を過ごして日本で唯一の男子バスケットボールリーグ。B.LEAGUEを造りより強い男子バスケットボールを作る。
そのような思いから、よあけ、暁の思いを込めています。
 
さて、夜明けです。いつまで夜明けと呼んでよいのでしょうか。それとも永遠に夜明けなのでしょうか。日は登らないのでしょうか。
 
2023年の男子バスケットボールワールドカップでは一度も勝ったことのない欧州から勝利をもぎ取りました。文字通り、執念でもぎ取りました。約半世紀ぶりにオリンピック出場を自力でもぎ取りました。
 
夜明けでもずいぶんと明るくなってきている気がします。ついこの前まで日本代表戦だからといっても地上波放送はされてきませんでした。
 
それがいまやこうなりました。
バスケ代表戦中継 同点に追いついた残り27秒で一部地域放送終了TVer殺到でエラー

 ほんの少し前。せいぜい録画放送が夜中にあるかないか。それもただの強化試合です。
本当に夜は明けつつあるなと思います。本当に未来は明るいと思います。
 
過ちを繰り返さない自戒を込めて。
AKATSUKI JAPANはいつまでも暁なのだ。と。
将来バスケットボール大国と呼ばれるようになったとしても、アンダードッグであり挑戦者であり続ける気持ちをなくしてはいけないから。
 
 
 
 
 
 

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