機能がデザインを支配する
ロバート・A・ハインラインのSF小説“月は無慈悲な夜の女王“に出てくる一文です。
「機能がデザインを支配するのですよ。」
バスケットボールにもよく似た言葉があります。
“個人の良さを戦術が消してはいけない。“
なんとか戦術がよい。
や、
なんとかフォーメーションがよい。
など。
どうしても、デザインやシステムに個人を当てはめようとしてしまいます。練習の指針となりやすいためどうしてもそのアプローチをおこなってしまいますが、いったん立ち止まって振り返ってみるのもよいです。
今あるもの。必要なもの。身につけることができるもの。
そういったものの組み合わせが最適化されたとき、いちばん自然で無理のないデザインが出来上がるはずです。
そのために必要なことは、よく観察すること。
自分はなにができるのか、なにができないのか。
仲間はなにができるのか。なにができないのか。
デザインが機能を支配してはならないのです。