今年50歳のわたしがおこなっているオフェンス(その1)

ありがたいことに半世紀を過ごしてきた今でもバスケットボールを月に4回程度はプレーすることができています。

基本的にはピックアップゲームです(※ピックアップゲームとはその日に集まった人で、だいたい戦力が均等になるようにチーム分けをして、フルコートで5対5のゲームを行うことを言います)。ピックアップゲームなのでチームメイトも対戦相手も当日になるまで基本的には判明しません。同じ主催者のところに行くと顔なじみもできますが、自分のチームメイトも二度として全く同じ組み合わせにはなったことはありませんし、対戦相手も毎回組み合わせはおそらく違います。

 わたしの基本スペック
年齢 50歳
身長 180cm
体重 63kgくらい
(※二の腕周りの細さはかなりものです。ほぼ棒です。)

基本的な立ち位置として、自分につくマークマンのほうが一回りも二回りも若いうえに、体格でいっても基本的には対戦相手のほうが上位です。身長だけはわたしが勝っていることもありますが、それでも体重でいうと基本負けています。同じくらいの身長の人のときはわたしよりも身体に厚みがあります。

球技の面白いところは、基本スペックが劣っていても、なんらかやりようがあるというところです。背が高いほうが有利な競技です。有利なだけです。高く飛べるほうが有利です。有利なだけです。足が速いほうが有利です。有利なだけです。ほかにもたくさん項目としてはありますが、有利なだけで、絶対的に負けるわけではありません。

 

わたしの基本的な戦術

もともとこの細さでもセンターがポジションだったのでインサイドプレイの基本はできます。

40歳を超えてからスリーポイントシュートの練習をめちゃくちゃしました。今ではゲーム中でも10本打てば3~4本は入ります。フリーシューティングだと5割いくかいかないかくらいです。

 自分につくマークマンの特徴と自分の味方の特性によって、インサイド主体にするか、アウトサイド主体にするかを大まかに判別してプレーします。

 

・自分よりも体格の良い大柄な選手が味方にいてる場合

基本的にはアウトサイド主体でプレーします。キャッチアンドシュートの3ポイントです。
ハイロープレーができそうなプレイヤーの場合はハイポストでボールをレシーブします。

 

・自分のチームにインサイドプレイヤーがいていない場合

アライメントとして、デッドロー待機です。逆サイドでのボールラインが下がったタイミングに合わせてブラインドカットディープシールします。

 

・自分のチームが比較的パスが回らなそうな場合

ボールラインが上がった際に逆サイド展開ができるようにつなぎ役も行います。
パスが回らない編成の場合はドリブルが多くなる傾向があるので、サークルムーブによりフォローから3ポイントシュートを狙います。
自分のマークマンがヘルプに行った際はヘルパーダイブします。

 

・自分のマークマンが大柄でインサイドプレイヤーの場合

基本コーナーステイです。大柄インサイドプレイヤーをリム周りでディフェンスさせないだけで充分です。
ヘルプへ行った場合はヘルパーダイブするよりもキャッチアンドシュートの3ポイントを多用します。

 

・ローポストでボールをもらうことができる場合

ヘルプサイドのウイングプレイヤーへのスキップパスをファーストオプションとしながらもバックダウンドリブルからのベビーフックを多用します。
ボールサイドまたは、ヘルプサイドのウイングプレイヤーのミドルラインカットへのバウンズパスの合わせを狙います。

 

・自分のついているディフェンスが頼りない場合

味方のガードがPnRの処理ができそうな場合は積極的にスクリーンプレーをします。

 

・味方のプレイヤーがボールラインを下げることしかできない場合

基本的にはブレイク局面になってもシュートを選択してしまうことが多いので、積極的にオフェンスリバウンドに意識を傾けます。

 

・味方プレイヤーがスリーポイントを打つことができない場合

どうやってもインサイドへドライブしようとするので、とにかくサークルムーブによるインサイドアウトサイドのバランスをとり続けます。
ヘルパーダイブしてもペイントに人だらけなのであまり効果的ではないことが多くなります。

 

基本的にはこのようなことを考えて、毎ポゼッションおおむね上記のことから最適解を選択するようにしています。

 

(つづく)

 

 

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