見出し画像

【バルーン葬】ロマンあふれる宇宙への散骨

皆さんは【バルーン葬】をご存じでしょうか?

日本の埋葬方法ではあまり馴染みがないですが、近年注目されている新しい埋葬方法です。

今までは亡くなった後、骨壺やお墓などに入る形でしたが、
自然に還る『自然葬』や『宇宙葬』などが人気が出てきているのです。

人生を全うし、最後は自然に還る。
壮大なスケールで、とても素敵ですね!

ですが、
「割れた風船はどうなるの?」
「宇宙に向けて飛ばして違法にならないの?」など様々な疑問もあります。

今回はこちらを解説していきたいと思います。


【バルーン葬とは?】



バルーン葬とは、”ご遺骨をパウダー状に粉骨して、巨大な風船やバルーン に入れて、宇宙の成層圏まで飛ばし散骨する”という自然葬です。

故人が「空からいつも見守ってくれている」というメッセージもあります。

空や宇宙にまつわるお仕事をされていた方や、自然を愛する人、ロマンチックな埋葬方法を探していた方などから多くの人気があります。

そして宗教宗派を問わないので、人種や国籍が違っていても、どんな方でも供養することができ、宇宙という広大な自然の1つに還ることができます。

【バルーン葬の流れ】



バルーン葬を行っている業者ごとにやり方は異なりますが、大まかな流れは同じです。

1.バルーンの打上げ許可を受けた場所に集合する。
2.ご遺族がバルーンへ粉骨した遺灰を入れます。
3.バルーンにヘリウムガスを注入し、巨大なバルーンを作ります。
4.黙祷を捧げ、最後のお別れをしていただきます。
5.みなさまにバルーンを持っていただき、全員で大空に葬送します。

巨大バルーンは、宇宙に旅立ち、2時間後に高度30~35km(成層圏)付近まで上がっていきます。
そしてその後、バルーンは3~4倍に膨張し、一瞬のうちに宇宙に散骨されます。

広大な宇宙の中の1つの命として生を受け、最後はまた宇宙に還るということは、とても自然な営みだと考えられます。

空や宇宙・自然が大好きな方は、とても良い埋葬方法ですね。

【割れた風船はどうなるの?】


ゴムの木

成層圏で破裂したバルーンは、その後バラバラの細い棒状になるそうです!
私たちが暮す地球上では、考えられない破裂の仕方です。さすが成層圏。

この飛び散った欠片は浮力を失っているので、あとは重力に引かれて落ちていきます。

「じゃあやっぱり空からゴミとして落ちてくるの?」

いえ、天然ゴムを使用しているので、おおよそ2週間程度の時間で、日光や水(雨・風)で分解され、自然に還ります
地球環境の事をしっかりと考え、作られていますね。

【宇宙への打ち上げ。違法ではないの?】



「宇宙に打ち上げて違法にならないの?」と思いますが、

最低10メートル四方の広さで、近くに高層ビルや電線などの障害物がない場所
周囲に迷惑がかからない大きさ
・バルーンが成層圏に到達するための打上げ条件が整っている
・バルーンの素材が生分解性の成分で作られている

などの条件が整っていれば、特定のエリアで打ち上げ可能です。 

【気になる費用は?】 


バルーン業者によって多少の違いはあるかと思いますが、
費用平均は20~40万円と言われています。

お手頃な費用で、
「宇宙へ旅立ち自然に還る」というロマンあふれる埋葬が出来るなら、
決して高くはないかもしれませんね。

【自由な選択と知識を】


現代社会では、少子高齢化や核家族の増加などで、お墓の跡継ぎがいなかったり、お墓の管理が出来ない事情を抱えている人が増えています。

ですので、ご自身にあった埋葬方法やお墓選びをするために、色々な知識があると自由に選択を出来るようになります。

日本の昔からある埋葬方法や、近年人気の自然葬や宇宙葬など、
ご自身やご家族はどのような形を望むのか?
ぜひ話してみて下さいね。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。

これからも引き続き記事を書いていきますので、ぜひ読んでみてくださいね。

【資料・ご見学はこちらから↓↓】

                   光とガラスの花壇墓地 花ごころ



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?