この国には、もう灯台守がいない。灯台はひとりで点灯し、消灯する。三歩で一周できるあの星の点灯夫は、灯を点けたり、消したり、また点けたり忙しい。住む人はひとりもいないけれど、きっと感謝されている。

画像1 早朝、幕張の海にたたずむ灯台。

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