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「アヒージョ」が主菜。彼の国では”ピルピル”とも言う。

「アヒージョが食べたい!」と、唐突に思いついてかみさんにリクエスト。

作るのはいいけどバゲットが無い、と笑顔のご託宣。

それでは、外気は35度超えなれど、駅前アウトレット内の「カイザー」に一目散だぁ~

我ながら、バゲット一本買うのに炎天下を駆け出すとは、ガキで、餓鬼で、まだまだ、練れてませんが、仕方なし。

そう言えば思い出した。

大昔、軽井沢の小さなスペインバルで、アヒージョを頼んだら、
スペイン人のバイトの女の子が、
スペインでは「ピルピル」と言うと教えてくれた。

「ピルピル」は、熱したオリーブオイルが跳ねる音だとか、それもいいな。

かみさんの主菜は、ビーフ赤身と、チキンのソテー。
付け合わせは、豆腐ステーキ、ツナ(だけ)を混ぜ込んだポテトサラダ。

オイルにひたしたバゲットに、つぶしたニンニク、小エビをのせて、グランッ、と喰らいつく。

うまいのだよ、これが、こうやって食べるのが。

昨日は、早朝散歩、午前中に葉物野菜を買いに、午後はバゲットを求めて幾千里だったので、早々にベッドの上へ。

ブラッドベリの『たんぽぽのお酒』を拾い読みしているうちに...

なんとも、幸せな一日でござった。

割と好き。ときどき思い出して聴いてる。


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